SEWB+/CONSTRUCTION アプリケーション開発ガイド

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

2.1 システム開発で使用するデータの決定

作成するAPで使用するファイルやDB(データ定義の種別),およびレコードの内容を決めておきます。

C/SシステムのAPを作成する場合は,データ定義種別を定義できます。それぞれのデータ定義種別とその内容,およびTPモニタやCORBAとの相性を表2-1に示します。

表2-1 C/SシステムのAP作成時に定義できるデータ定義種別と情報

種 別 内   容 TPモニタを利用する TPモニタを利用しない CORBAを利用する
ファイル ファイルの入出力に必要な「ファイル名」,「ファイル編成」および「レコード構造」を定義する。
RDB RDBの入出力に必要な「表名称」および「レコード構造」を定義する。
DAM DAMファイルの入出力に必要な「DAMファイル名」,「入出力ブロックサイズ」および「レコード構造」を定義する。 × ×
TAM TAMテーブルの入出力に必要な「TAMテーブル名」および「レコード構造」を定義する。 × ×
RPC入力パラメタ リモートプロシジャコールに必要な「入力パラメタ」を定義する。 × ×
RPC応答領域 リモートプロシジャコールに必要な「応答領域」を定義する。 × ×
メッセージ メッセージ送受信に必要な「メッセージ」を定義する。 ×
ユーザジャーナル ユーザジャーナルの取得に必要な「ユーザジャーナルコード」「ユーザジャーナルレコード構造」を定義する。 × ×
メッセージログ メッセージログの出力に必要な「メッセージログレコード構造」を定義する。 × ×
共通作業領域 AP間で共通の作業領域や,AP間のCALLの引数に使用する「レコード構造」を定義する。

(凡例)
○:使用できる
×:使用できない

注※
レコード構造,RPC入力パラメタ,RPC応答領域,メッセージ,ユーザジャーナルレコード構造およびメッセージログレコード構造は,データ項目辞書の結合項目の構成機能,またはSEWB+/RECORD DEFINERで定義します。データ定義では,あらかじめ定義された結合項目の構成(レコード構造)を選んで,各定義情報に反映させます。