5.5.12 日付データのチェックオプション(DATENOCHKオプション)
西暦下2桁年号に空白(X'2020'),Low_value(X'0000'),High_value(X'FFFF')が設定されていても,エラーとしないで文字として処理されます。
CSVファイルの場合,西暦下2桁年号または西暦4桁年号に数字以外の文字が設定されていても,エラーとしないで文字として処理されます。
ソート,マージ,選択,および集約機能でキーまたは比較項目が不正な場合の例を次に示します。
(a) ソート機能でキーが不正な場合
売上日付をキーにしてソートする例を示します。
(b) マージ機能でキーが不正な場合
売上日付をキーにしてマージする例を示します。
(c) 選択機能で比較項目が不正な場合
売上日付を比較項目にして選択する例を示します。
(d) 集約機能でキーが不正な場合
売上日付をキーに,売上数量を集約項目にして集約する例を示します。
- 注意事項
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キー属性または比較項目属性で,「g(日付)」を指定していない場合は,このオプションは無効となります。
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このオプションを指定しない場合,環境変数「EXSORTMGTOPT(64ビット版は「EXSORT64MGTOPT」)」にDATE_INVALID_NOCHKオプションが指定されていればDATENOCHKオプション指定ありと同じ扱いとなります。
DATENOCHK
不正データの扱い※
指定なし
KBLS1211-Eメッセージを表示し,exsortコマンドが異常終了する。
指定あり
JIS8単位コード体系でソートキーの大小比較をする(西暦下2桁年号であっても基準年を適用しないで,文字として処理されます)。
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- 注※
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不正データと見なされる条件を次の表に示します。
ファイル編成
不正データの条件
備考
可変長順編成ファイル
固定長順編成ファイル
テキストファイル
キーの先頭2文字(西暦下2桁の数値)が指すデータ内容が次にどれかを満たす場合は不正データと見なされます。
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ゾーン部が3以外の値
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数値部が0〜9以外の値
「外部10進数データ形式オプション」でデータ形式を変更できます。オプションを指定した場合の不正データ形式については,「14.1.1(31) EXSORTUNPACKDATATYPE」および「14.1.2(31) EXSORT64UNPACKDATATYPE」を参照してください。
CSVファイル
キーの年号(西暦下2桁年号または西暦4桁年号)部分のデータ内容が,0〜9の数字(X'30'〜X'39')以外の文字の場合は,不正データと見なされます。
除外文字の位置規則については,「付録B CSVファイルのデータの扱い(SORT EEの機能)」を参照してください。
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