ソートマージ


5.5.13 日付時刻データのチェックオプション(DATETIMENOCHKオプション)

キーまたは比較項目の属性が日付時刻の場合,入力データの形式が不正でも,エラーにしません。

ソートキーが不正な場合の例を次に示します。

[図データ]

注意事項
  • CSVファイルだけに有効なオプションです。

  • キー属性または比較項目属性で,「h(日付時刻)」を指定していない場合は,このオプションは無効となります。

  • このオプションを指定しない場合,環境変数「EXSORTMGTOPT(64ビット版は「EXSORT64MGTOPT」)」にDATETIME_INVALID_NOCHKオプションが指定されていれば,コマンドオプション「-cmdopt DATETIMENOCHK」指定ありと同じ扱いとなります。

    DATETIMENOCHK

    不正データの扱い

    指定なし

    KBLS1211-E,またはKBLS1320-Eメッセージを表示し,exsortコマンドが異常終了します。

    指定あり

    エンコードに従って文字として解析し,ソートキーおよび比較項目の大小比較を実施します。

    ・年の桁が4桁未満の場合,不足の桁数分,0(文字)を埋める。

    ・年の設定がなかった場合は1900(文字)を仮定する。

    ・月日の設定がなかった場合は01(文字)を仮定する。

    ・時分秒ミリ秒の設定がなかった場合は0(文字)を仮定する。

    ・日付,時刻またがりは考慮しない。

注※

不正データと見なされる条件を次に示します。

  • 日付時刻データ内容が,0〜9の数字以外の場合

  • 年データの桁数が,4未満の場合

  • 日付時刻データが,指定可能な範囲以外の場合

  • 12時間制表記が指定され,時刻データが87を超える場合