ユーザがSORT EE固有の機能をSORTで使用できるようになるオプションです。使用できるSORT EEの機能は次の8機能です。

• ファイル排他機能の無効化（UNIXの場合）
  ファイル排他機能の無効化（UNIXの場合）については，「2.7.2　SORT EEのファイル排他機能」を参照してください。
  
• 10進キーのキーチェック緩和機能
  10進キーのキーチェック緩和機能については，「2.10　10進キーのキーチェック緩和機能（SORT EEの機能）」を参照してください。
  
• 10進集約項目のチェック緩和機能
  10進集約項目のチェック緩和機能については，「2.11　10進集約項目のチェック緩和機能（SORT EEの機能）」を参照してください。
  
• キー位置のチェック緩和機能
  キー位置のチェック緩和機能については，「2.12　キー位置のチェック緩和機能（SORT EEの機能）」を参照してください。
  
• 日付データのチェック緩和機能
  日付データのチェック緩和機能については，「2.13　日付データのチェック緩和機能（SORT EEの機能）」を参照してください。
  
• I/Oサイズ変更機能
  I/Oサイズ変更機能については，「2.18　I/Oサイズ変更機能（SORT EEの機能）」を参照してください。
  
• ワークバッファサイズの自動見積もり機能
  ワークバッファサイズの自動見積もり機能については，「2.19　ワークバッファサイズ自動見積もり機能（SORT EEの機能）」を参照してください。
  
• 2GB超ワークバッファサイズの指定（64ビット版SORT EEの機能）
  2GB超ワークバッファサイズの指定（64ビット版SORT EEの機能）については，「2.20　2GB超ワークバッファサイズの指定（64ビット版SORT EEの機能）」を参照してください。
  

なお，上記にある機能を使用する上での注意事項を次に示します。

• ファイル編成が固定長順，可変長順，およびテキストファイルだけ適用できます。
• 前提PPとして，SORT EEが必要となります。
• メモリ所要量が変更となります。
• 完了メッセージがSORT EEのメッセージに変更となります。
• コマンドログファイルが出力されるようになります。
• デバッグ情報ファイルの出力形態が変更となります。

SORTの機能拡張オプションの使い方については，「18.　SORTの機能拡張オプションの使い方」を参照してください。

SORTとSORT EEの両方に指定できる機能の場合，優先順位は次のとおりです。

1. SORTコマンドの指定
2. UNIXの場合：SORTの環境変数
   Windowsの場合：SORTの環境ファイル
   
3. SORT EEの環境変数および環境ファイル

SORTとSORT EEの両方に指定できる機能については，「14.1　SORT EEの環境変数の設定」の表14-1または表14-2を参照してください。