ソートマージ
ソート機能,マージ機能,または集約機能を使用する場合,可変長順編成ファイル,およびテキストファイルのキーの指定範囲が実レコード長を超えていてもエラーにしません。コマンドオプションの指定方法については,「5.5.11 キー位置のチェックオプション(POSNOCHKオプション)」を参照してください。
実レコード長を超えたキー部分には,NULL値を仮定してキーを比較します。
キー位置のチェック緩和機能 | キーの扱い | |
---|---|---|
指定なし | キーの範囲が実レコード長を超えている場合,exsortコマンドが異常終了する。 | |
指定あり※ | 1. キー位置+キー長が実レコード長以下の場合 | 実レコード内のキーが,ソートキー,マージキー,または集約キーとなる。 |
2. キー位置が実レコード長より小さく,キー位置+キー長が実レコード長より大きく最大レコード長以下の場合 3. キー位置が実レコード長より小さく,キー位置+キー長が最大レコード長より大きい場合 |
実レコード内のキーと,実レコードを超えている部分にNULL値を仮定したキーがソートキー,マージキー,または集約キーとなる。 | |
4. キー位置が実レコード長より大きく,キー位置+キー長が最大レコード長以下の場合 5. キー位置が最大レコード長より小さく,キー位置+キー長が最大レコード長より大きい場合 6. キー位置が最大レコード長より大きい場合 |
NULL値を仮定したキーが,ソートキー,マージキー,または集約キーとなる。 |
(凡例)
レコード長の種類 | 可変長順編成ファイル | テキストファイル |
---|---|---|
最小レコード長 | COBOLでファイル作成時にユーザが指定した最小レコード長 | 1 |
実レコード長 | 実際の入力レコード長 | 実際の入力レコード長(改行文字を除く) |
最大レコード長 | COBOLでファイル作成時にユーザが指定した最大レコード長 | -inpfile,-splitinp,または-catinpパラメタのreclenオペランドで指定したレコード長(改行文字を除く) |
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