ソートマージ

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

2.11 10進集約項目のチェック緩和機能(SORT EEの機能)

集約機能を使用する場合,集約項目の属性が外部10進数(CSVファイルの場合は固定小数点数)または内部10進数のとき,入力データの形式が不正であってもエラーにしません。コマンドオプションの指定方法については,「5.5.10 10進集約項目のチェックオプション(SUMNOCHKオプション)」を参照してください。

10進集約項目のチェック緩和機能 不正データの扱い
指定なし exsortコマンドが異常終了する。
指定あり 集約キーに該当するレコードが1件の場合 該当するレコードを出力ファイルに書き,exsortコマンド処理を続行する。
集約キーに該当するレコードが2件以上の場合 exsortコマンドが異常終了する。

注※
不正データと見なされる条件を次の表に示します。
ファイル編成 不正データの条件
固定長順編成ファイル
可変長順編成ファイル
テキストファイル
集約項目のデータ形式が,次のどれかの場合は不正データと見なされます。
  • 数値部が0〜9以外の値
  • 符号部が不正な場合
    内部10進数の場合は,(C)16(正),(D)16(負),(F)16(絶対値)以外の値
    外部10進数の場合は,3(正),7(負)以外の値
  • 外部10進数の場合,ゾーン部が3以外の値
CSVファイル 集約項目のデータ形式が,次のどちらかの場合は不正データと見なされます。
  • 引用符,数字,符号,通貨記号,空白,小数点,およびコンマ以外の文字を含む場合
  • データ中に含まれる引用符,符号,通貨記号,空白,小数点,およびコンマの位置が不正な場合
    除外文字の位置規則については「付録B CSVファイルのデータの扱い(SORT EEの機能)」を参照してください。