10.7.3 注意事項
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EXEC要素に記述したコマンドやプログラムの終了コードがPGM_RCABENDパラメータの指定値と一致した場合,ジョブコントローラはプログラムが異常終了したと判断する。PGM_RCABENDパラメータに何も指定していない場合,1,2,3が仮定される。
testcommandプログラムを呼び出したあとに,WindowsバッチファイルのERRORLEVEL変数を参照して終了コードを変更する例を次に示す。実行完了時に設定される終了コードはコマンドやプログラムによって異なるため,使用するコマンドやプログラムごとに終了コードに合ったエラー処理を記述すること。
<EXEC PGM="*"> <![CDATA[ ! testcommand IF ERRORLEVEL 1 GOTO ERROREND exit 0 : ERROREND IF ERRORLEVEL 4 EXIT %ERRORLEVEL% IF ERRORLEVEL 3 EXIT 4003 IF ERRORLEVEL 2 EXIT 4002 IF ERRORLEVEL 1 EXIT 4001 ! ]]> </EXEC>
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JOB要素またはEXEC要素にジョブステップの終了コードを評価するCOND属性を指定した場合,評価にはジョブステップの終了コードの下位12ビット(0〜4095)を使用する。したがって,EXEC要素に記述するプログラムの終了コードは(0〜4095)の値を使用すること。
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LANG="Java"を指定した場合のジョブステップの終了コードはcjexecjobの戻り値に従う。cjexecjobの戻り値についてはマニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ V8 リファレンス コマンド編」を参照のこと。
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転送処理で失敗した場合でも,ジョブコントローラの終了コードはKAKC0099-I メッセージに出力した値である。