Hitachi

uCosminexus Batch Job Execution Server 使用の手引(Windows(R)用)


6.2.3 トラブル発生時に採取が必要な資料

トラブルが発生したときに採取が必要な資料を次に示す。

〈この項の構成〉

(1) システム情報

採取が必要なシステム情報の採取方法を次に示す。

(a) Windows Server 2008 R2の場合

  1. [スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を選択する。

  2. [名前]に「msinfo32」を指定し,[OK]ボタンをクリックする。

    [システム情報]画面が表示される。

  3. 左ペインから[システムの概要]を選択する。

  4. [ファイル]メニューから[エクスポート]を選択し,システム情報をテキストファイルで保存する。

  5. Windowsの[コントロールパネル]から[システム]を選択する。

    [システム]画面が表示される。

  6. 左ペインから[システムの詳細設定]を選択する。

    [システムのプロパティ]画面が表示される。

  7. [詳細設定]タブをクリックする。

  8. [起動と回復]の[設定]ボタンをクリックする。

    [起動と回復]画面が表示される。

  9. [デバッグ情報の書き込み]で設定されているダンプファイルの出力先を確認し,ファイルを採取する。

(b) Windows Server 2012/Windows Server 2012 R2の場合

  1. デスクトップで,Windowsロゴキーを押しながらRキーを押して,[ファイル名を指定して実行]ダイアログボックスを開く。

  2. [名前]に「msinfo32」を指定し,[OK]ボタンをクリックする。

    [システム情報]画面が表示される。

  3. 左ペインから[システムの概要]を選択する。

  4. [ファイル]メニューから[エクスポート]を選択し,システム情報をテキストファイルで保存する。

  5. Windowsの[コントロールパネル]から[システム]を選択する。

    [システム]画面が表示される。

  6. 左ペインから[システムの詳細設定]を選択する。

    [システムのプロパティ]画面が表示される。

  7. [詳細設定]タブをクリックする。

  8. [起動と回復]の[設定]ボタンをクリックする。

    [起動と回復]画面が表示される。

  9. [デバッグ情報の書き込み]で設定されているダンプファイルの出力先を確認し,ファイルを採取する。

(2) バッチジョブ実行システムの情報

採取が必要なバッチジョブ実行システムの情報を次の表に示す。ネットワーク接続でのトラブルの場合,接続先マシン上のファイルの採取も必要である。

表6‒2 採取が必要なバッチジョブ実行システムの情報

情報の種類

採取資料

バッチジョブ実行システムのファイル情報

「バッチジョブ実行システムインストールディレクトリ」下のディレクトリとファイル一覧

バッチジョブ実行システムの設定ファイル

バッチジョブ実行システムで使用している設定ファイル

実行ログ

設定ファイルのLOG_DIRパラメータで指定されたディレクトリ下のすべてのファイル

トレース

設定ファイルのTRACE_DIRパラメータで指定されたディレクトリ下のすべてのファイル

スプールの情報

設定ファイルのSPOOL_DIRパラメータで指定されたディレクトリ下の,次の資料

  • トラブルが発生したジョブのスプールジョブ管理ファイル(sysout.ini)

  • ディレクトリとファイル一覧(隠しファイル属性のものも含む)

(3) バッチジョブ実行システムのプロセス一覧

タスクマネージャからバッチジョブ実行システムのプロセスの動作状態を確認する。バッチジョブ実行システムのプロセス名はbjexec.exeおよびbjexecsub.exeである。

(4) オペレーション内容

トラブル発生時のオペレーションとジョブ定義XMLファイルが必要である。