2.3.4 メッセージ制御機能を使用する場合の環境設定
メッセージ制御機能を使用してJP1/IM - Viewから応答を入力するためには,事前に実行環境を設定する必要がある。
メッセージ制御機能を使用する場合は,「4.3.6 メッセージ制御機能の設定」に示す設定を行ってから,次の作業を実施すること。
(1) アダプタコマンドの設定
JP1/IM - Managerとの連携を有効にするために,メッセージ応答用アダプタコマンド設定ファイルを作成する。
設定ファイルの作成は次に示す手順で実行する。
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JP1/Baseがインストール済みであることを確認する。
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JP1/IM - Viewから応答するためのメッセージ応答用アダプタコマンド設定ファイルの「cmdpath」に指定されているパスを確認し,バッチジョブ実行システムのインストールフォルダと異なる場合は,インストールフォルダへ修正する。
メッセージ応答用アダプタコマンド設定ファイルの格納ディレクトリを次に示す。
<バッチジョブ実行システムのインストール先ディレクトリ>\sample\Adapter_HITACHI_BJEX_MESSAGE.conf
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JP1/Baseのインストール先に,手順2のメッセージ応答用アダプタコマンド設定ファイルをコピーする。
コピー先ディレクトリを次に示す。
<JP1/Baseのインストール先ディレクトリ>\plugin\conf
(2) JP1/IM - Managerの設定方法
JP1/IM - ManagerおよびJP1/IM - Viewで,応答待ちイベントに関する機能を有効にする。有効にしていない場合,JP1/IM - Viewによる応答の入力ができない。
JP1/IM - ManagerおよびJP1/IM - Viewの設定方法ならびにバッチジョブ実行システムとJP1/IM - Managerとの通信の設定については,JP1のマニュアルを参照のこと。
(3) JP1IM_MANAGER_HOSTパラメータの設定
メッセージ制御機能を使用するためには,JP1イベントの送信先であるJP1/IM-Managerが稼働しているホストを,設定ファイルのJP1IM_MANAGER_HOSTパラメータで設定する必要がある。このパラメータを設定しない場合,次に示すホスト名を仮定する。
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物理ホストの場合
JP1_HOSTNAMEパラメータに指定したホスト名
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論理ホストの場合
JP1の論理ホスト名
JP1IM_MANAGER_HOSTパラメータの詳細については,「8. 設定ファイル」の「JP1IM_MANAGER_HOST(JP1/IM - Managerが稼働するホスト名定義)」を参照のこと。