2.1.1 インストール
バッチジョブ実行システムを新規インストールする手順を次に示す。
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バッチジョブ実行システムをインストールするサーバに管理者権限を持つユーザでログオンする。
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すべてのプログラムを終了する。
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バッチジョブ実行システムのCD-ROM媒体をCD-ROMドライブに入れる。
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起動したインストーラの指示に従って必要な情報を入力し,インストールする。
インストール時に定義する情報を次に示す。
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ユーザ情報
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インストール先ディレクトリ
デフォルトではシステムドライブの「<プログラムファイルディレクトリ>\Hitachi\BJEX」以下にインストールされる。
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OSを再起動する。
インストーラはPATH環境変数にバッチジョブ実行システムで使用するコマンドへのパスを追加する。PATH環境変数の変更を有効にするため,インストール後にいったんOSを再起動すること。
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排他/共用制御機能および実行中のジョブ情報表示機能を使用する場合,次の設定をする。
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バッチジョブ実行システムのセットアップをしたあと,設定情報を有効にするため,OSの再起動をする。
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[スタート]メニューから[コントロールパネル]の[管理ツール]の[サービス]を開き,表示された[サービス]管理ツールで[BjexSvc]サービスを起動する。もし,サービスが開始されなかった場合,イベントログに出力されているエラー情報を確認する。エラー情報にKAKC7004-EまたはKAKC7005-Eメッセージが出力されている場合,設定ファイルの見直しを行う。設定ファイルに修正を加えた場合は,bjex_setup -kコマンドを実行して,設定ファイルの形式が正しいことを確認したあと,[BjexSvc]サービスを起動する。
なお,バッチジョブ実行システムの論理ホスト環境で使用する場合,[BjexSvc_論理ホスト名]サービスを登録する必要がある。詳細については,「4.7.2 論理ホストのバッチジョブ実行システムの環境設定」を参照のこと。また,バッチジョブ実行システムの論理ホストで運用する場合は「BjexSvcサービス」を「BjexSvc_論理ホストサービス」に適宜読み替えること。
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バッチジョブ実行システムをインストールすることで,ジョブ定義XMLファイルの拡張子である".bjx"が,ジョブコントローラであるbjexecコマンドに関連づけられる。
バッチジョブ実行システムのセットアップについては「2.3 セットアップ」を参照のこと。