15.3.18 メッセージによる自案件の呼び出しの場合にファイルに指定する内容
アプリケーション呼び出しサービスは,自案件にある作業のうち,呼び出し元と同じref識別子を作業者IDに持つ作業を完了させます。そのあとで,呼び出し元の作業も完了させます。
アプリケーション呼び出し情報ファイルの格納先ファイルパス
メッセージによる自案件の呼び出しについて設定する,アプリケーション呼び出し情報ファイルの格納先ファイルパスを次に示します。
<BpmnCallInformationFileDirプロパティの指定値>/msg/<messageRefの値>.properties
アプリケーション呼び出し情報ファイルの記述例
メッセージによる自案件の呼び出しについて設定する場合の,アプリケーション呼び出し情報ファイルの記述例を次に示します。
type=SELF_PI_MESSAGE self.pi.$SMyFlag=SUCCESS
(1) type(SELF_PI_MESSAGE)
キーの説明
アプリケーション呼び出しの種類を指定します。このキーは指定必須です。
指定値の説明
"SELF_PI_MESSAGE"を指定してください。
アプリケーション呼び出しをする案件に対してメッセージをスローします。
値の形式ごとの指定可否を次の表に示します。
形式 |
指定可否 |
---|---|
組み込み変数 |
不可 |
$変数(形式1) |
不可 |
$変数(形式2) |
不可 |
注意事項
大文字と小文字は区別します。
(2) self.pi.<$変数(形式1)>
キーの説明
呼び出し元案件のプロセスデータ<$変数(形式1)>を登録する場合に指定します。
指定値の説明
プロセスデータに登録する値を指定します。
値の形式ごとの指定可否を次の表に示します。
形式 |
指定可否 |
---|---|
組み込み変数 |
可 |
$変数(形式1) |
可 |
$変数(形式2) |
不可 |
注意事項
メッセージがキャッチされなくても,プロセスデータは登録されます。
(3) self.pi.<$変数(形式2)>
キーの説明
呼び出し元案件のプロセスデータ<$変数(形式2)>を登録する場合に指定します。
指定値の説明
プロセスデータに登録する値を指定します。
値の形式ごとの指定可否を次の表に示します。
形式 |
指定可否 |
---|---|
組み込み変数 |
不可 |
$変数(形式1) |
不可 |
$変数(形式2) |
可 |
注意事項
メッセージがキャッチされなくても,プロセスデータは登録されます。