15.3.16 メッセージによる案件投入の場合にファイルに指定する内容
アプリケーション呼び出しサービスは,アプリケーション呼び出し情報ファイルで指定したビジネスプロセス定義に,新規案件を投入します。そのあとで,呼び出し元の作業を完了させます。
アプリケーション呼び出し情報ファイルの格納先ファイルパス
メッセージによる案件の投入について設定する,アプリケーション呼び出し情報ファイルの格納先ファイルパスを次に示します。
<BpmnCallInformationFileDirプロパティの指定値>/msg/<messageRefの値>.properties
アプリケーション呼び出し情報ファイルの記述例
メッセージによる案件の投入について設定する場合の,アプリケーション呼び出し情報ファイルの記述例を次に示します。
type=NEW_PI_MESSAGE new.bp.name=BP0001 new.pi.name=@PIName new.pi.$SFlag=$SMyFlag
- 〈この項の構成〉
(1) type(NEW_PI_MESSAGE)
キーの説明
アプリケーション呼び出しの種類を指定します。このキーは指定必須です。
指定値の説明
"NEW_PI_MESSAGE"を指定してください。
メッセージタイプの開始イベントを持つビジネスプロセスの新規案件を投入します。
値の形式ごとの指定可否を次の表に示します。
形式 |
指定可否 |
---|---|
組み込み変数 |
不可 |
$変数(形式1) |
不可 |
$変数(形式2) |
不可 |
注意事項
大文字と小文字は区別します。
(2) new.bp.name
キーの説明
新規投入案件のビジネスプロセス定義名を指定します。このキーは指定必須です。
指定値の説明
投入案件のビジネスプロセス定義名を指定します。
値の形式ごとの指定可否を次の表に示します。
形式 |
指定可否 |
---|---|
組み込み変数 |
可 |
$変数(形式1) |
可 |
$変数(形式2) |
不可 |
注意事項
なし
(3) new.bp.version
キーの説明
新規投入案件のビジネスプロセス定義のバージョンを指定します。
指定を省略した場合,指定したビジネスプロセス定義名の中で投入できる最新のバージョンが使用されます。
指定値の説明
投入案件のビジネスプロセス定義のバージョンを整数で指定します。
値の形式ごとの指定可否を次の表に示します。
形式 |
指定可否 |
---|---|
組み込み変数 |
可 |
$変数(形式1) |
可 |
$変数(形式2) |
不可 |
注意事項
なし
(4) new.pi.name
キーの説明
新規投入案件の案件名を指定します。指定を省略した場合,案件名はnullになります。
指定値の説明
投入案件の案件名を指定します。
値の形式ごとの指定可否を次の表に示します。
形式 |
指定可否 |
---|---|
組み込み変数 |
可 |
$変数(形式1) |
可 |
$変数(形式2) |
不可 |
注意事項
なし
(5) new.pi.<$変数(形式1)>
キーの説明
新規投入案件のプロセスデータ<$変数(形式1)>を登録する場合に指定します。
指定値の説明
プロセスデータに登録する値を指定します。
値の形式ごとの指定可否を次の表に示します。
形式 |
指定可否 |
---|---|
組み込み変数 |
可 |
$変数(形式1) |
可 |
$変数(形式2) |
不可 |
注意事項
なし
(6) new.pi.<$変数(形式2)>
キーの説明
新規投入案件のプロセスデータ<$変数(形式2)>を登録する場合に指定します。
指定値の説明
プロセスデータに登録する値を指定します。
値の形式ごとの指定可否を次の表に示します。
形式 |
指定可否 |
---|---|
組み込み変数 |
不可 |
$変数(形式1) |
不可 |
$変数(形式2) |
可 |
注意事項
なし
(7) self.pi.<$変数(形式1)>
キーの説明
呼び出し元案件のプロセスデータ<$変数(形式1)>を登録する場合に指定します。
指定値の説明
プロセスデータに登録する値を指定します。
値の形式ごとの指定可否を次の表に示します。
形式 |
指定可否 |
---|---|
組み込み変数 |
可 |
$変数(形式1) |
可 |
$変数(形式2) |
不可 |
注意事項
なし
(8) self.pi.<$変数(形式2)>
キーの説明
呼び出し元案件のプロセスデータ<$変数(形式2)>を登録する場合に指定します。
指定値の説明
プロセスデータに登録する値を指定します。
値の形式ごとの指定可否を次の表に示します。
形式 |
指定可否 |
---|---|
組み込み変数 |
不可 |
$変数(形式1) |
不可 |
$変数(形式2) |
可 |
注意事項
なし