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uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow BPMN連携機能 使用の手引


10.3.2 ビジネスプロセスオペレータの画面構成

ビジネスプロセスオペレータによって表示される主な画面の種類と,画面の遷移を次の図で示します。

図10‒1 ビジネスプロセスオペレータの画面の遷移

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) TOP画面

TOP画面の[User Description]テキストボックスに任意の文字列を入力し,[Login]ボタンをクリックすると,検索画面へ遷移します。[User Description]テキストボックスに入力した値は,ビジネスプロセスオペレータが実行するREST APIのUserDescriptionパラメタに設定され,トレースファイルに出力されます。

図10‒2 TOP画面

[図データ]

(2) 検索画面

検索画面上部の検索条件フォームに,検索条件として「表10‒1 検索条件フォームに入力する検索条件」に示す項目を入力します。

図10‒3 検索画面(検索条件フォーム)

[図データ]

表10‒1 検索条件フォームに入力する検索条件

項番

フォーム名

説明

1

案件ID(作業ID)※1

案件IDや作業IDを指定します。作業IDの指定は任意です。

2

案件名※1,※2

案件名を指定します。また,検索方法としてドロップダウンリストから「前方一致」または「完全一致」を選択します。

3

作業者※1

作業者IDを指定します。また,検索方法としてドロップダウンリストから「前方一致」または「完全一致」を選択します。

4

状態※3

状態を選択します。

5

定義名※3

作業定義名を指定します。検索方法は,「部分一致」だけです。

6

発生日時※3

案件の発生日の範囲を指定します。

日付をカレンダーから指定します。次に[時][分][秒]を指定します。

7

オフセット※3

オフセットを指定します。

注※1

検索条件として,どれかを選択します。

注※2

案件名を指定した検索では,案件名に合致する案件を絞り込んだあとに作業を検索します。検索条件に合致した案件の数が100件より多い場合,エラーが表示されます。100件以下になる条件(案件名)を設定してください。

注※3

※1で指定した検索条件に,※3の検索条件をAND条件(論理積)で追加できます。

[Search]ボタンをクリックすると,画面の下部に作業の検索結果が表示されます。作業の検索結果の最大取得数は100件で,20件ずつ表示されます。作業の検索結果の最大取得数は,共通設定ファイルのRestServiceResponseMaxCountパラメタで変更できます。RestServiceResponseMaxCountパラメタについては,「15.2.5 共通設定ファイルに指定する内容」の「(5) RestServiceResponseMaxCount」を参照してください。

検索結果画面の例を次に示します。

図10‒4 検索結果画面の例

[図データ]

検索結果画面の[Select Process Instance ID]ドロップダウンリストから案件IDを1つ選択します。[View Monitor]ボタン,[View ProcessData]ボタン,または[Send Message]ボタンをクリックすると,選択した案件IDに対するモニタ画面,プロセスデータ画面,メッセージ送信画面へ遷移します。また,作業の一覧から,状態を変更したい作業の[Edit]ボタンをクリックすると,状態変更画面へ遷移します。

(3) 状態変更画面

状態を変更するには,状態変更画面で[Edit]ボタンをクリックして,[変更後の状態][プロセスデータ]を編集し,[Update]ボタンをクリックします。プロセスデータを4個以上指定する場合は,[Add]ボタンをクリックすると行を追加できます。

リスト型プロセスデータを登録する場合の指定方法については,「(7) リスト型プロセスデータの指定形式」を参照してください。

なお,登録済みのプロセスデータの「キー」のテキストボックスは,[Edit]ボタンをクリックしても編集できません。

図10‒5 状態変更画面

[図データ]

(4) メッセージ送信画面

メッセージを送信するには,メッセージ送信画面で[Edit]ボタンをクリックして,[ref識別子][プロセスデータ]を編集し,[Send Message]ボタンをクリックします。ref識別子は,[Monitor]ボタンをクリックすると表示されるモニタ画面で確認してください。

リスト型プロセスデータを登録する場合の指定方法については,「(7) リスト型プロセスデータの指定形式」を参照してください。

なお,登録済みのプロセスデータの「キー」のテキストボックスは,[Edit]ボタンをクリックしても編集できません。

図10‒6 メッセージ送信画面

[図データ]

(5) モニタ画面

モニタ画面では,案件の進捗状況を確認できます。モニタ画面の詳細については,「付録C ビジネスプロセスモニタとは」を参照してください。

図10‒7 モニタ画面

[図データ]

(6) プロセスデータ画面

プロセスデータ画面では,指定した案件のプロセスデータの一覧を確認できます。また,指定した案件のプロセスデータの値を更新できます。

リスト型プロセスデータを登録する場合の指定方法については,「(7) リスト型プロセスデータの指定形式」を参照してください。

図10‒8 プロセスデータ画面

[図データ]

「値」列の入力は必須ではありません。省略した場合,値がnullのキーが登録されます。なお,空文字列は指定できません。

また,登録済みのプロセスデータの「キー」のテキストボックスは,[Edit]ボタンをクリックしても編集できません。

[Add]ボタンおよび[Update]ボタンは,[Edit]ボタンをクリックすると使用できます。

[Add]ボタンをクリックすると,「キー」および「値」のテキストボックスを増やせます。

[Update]ボタンをクリックすると,プロセスデータが更新されます。

(7) リスト型プロセスデータの指定形式

リスト型プロセスデータを登録する場合,プロセスデータキー名の最後に「{}」を指定してください。指定した各値は,上から順にリスト化されます。また,リスト型プロセスデータのリスト内識別子を指定する場合は,プロセスデータキー名の最後に「{<リスト内識別子>}」を指定してください。

プロセスデータ画面でのリスト型プロセスデータの指定例を次に示します。

図10‒9 リスト型プロセスデータの指定例(プロセスデータ画面)

[図データ]