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uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow BPMN連携機能 使用の手引


7.7.1 コンテナ拡張ライブラリにJARファイルを取り込む

J2EEサーバ用オプション定義とサーバ管理コマンド用オプション定義を設定し,コンテナ拡張ライブラリへの取り込みを行います。

操作手順

  1. J2EEサーバ用オプション定義ファイルの内容を設定する。

    BPMN連携機能を使用する場合,CosminexusのJ2EEサーバ用オプション定義ファイルのadd.class.pathに次のファイルを設定してください。

    • CSCIWライブラリ用のファイル(csciw.jarおよびcsciwbpmn.jar

    • JAX-RSライブラリ用のファイル

      • Cosminexus J2EEサーバをV11推奨モードで動作させる場合

        jaxrs-impl.jarおよびjaxrs-jackson.jar

      • Cosminexus J2EEサーバをV9互換モードで動作させる場合

        cjjaxws.jarおよびcjjaxrs.jar

    • JDBCドライバのライブラリ用のファイル

    重要

    JAX-RSライブラリは,Cosminexusに同梱されているライブラリを指定してください。別に入手したJerseyなどのライブラリは使用できません。

    J2EEサーバ用オプション定義ファイルの指定形式を示します。

    • Cosminexus J2EEサーバをV11推奨モードで動作させる場合

      <Windowsのとき>

      add.class.path=<CSCIWのインストールディレクトリ>\lib\csciw.jar
      add.class.path=<CSCIWのインストールディレクトリ>\lib\csciwbpmn.jar
      add.class.path=<cosminexus.home>\CC\javaee\1100\lib\jaxrs-impl.jar
      add.class.path=<cosminexus.home>\CC\javaee\1100\lib\jaxrs-jackson.jar
      add.class.path=<JDBCドライバのライブラリのパス>
      

      <UNIXのとき>

      add.class.path=/opt/hitachi/CSCIW/lib/csciw.jar
      add.class.path=/opt/hitachi/CSCIW/lib/csciwbpmn.jar
      add.class.path=/opt/Cosminexus/CC/javaee/1100/lib/jaxrs-impl.jar
      add.class.path=/opt/Cosminexus/CC/javaee/1100/lib/jaxrs-jackson.jar
      add.class.path=<JDBCドライバのライブラリのパス>
      
    • Cosminexus J2EEサーバをV9互換モードで動作させる場合

      <Windowsのとき>

      add.class.path=<CSCIWのインストールディレクトリ>\lib\csciw.jar
      add.class.path=<CSCIWのインストールディレクトリ>\lib\csciwbpmn.jar
      add.class.path=<cosminexus.home>\jaxws\lib\cjjaxws.jar
      add.class.path=<cosminexus.home>\jaxrs\lib\cjjaxrs.jar
      add.class.path=<JDBCドライバのライブラリのパス>
      

      <UNIXのとき>

      add.class.path=/opt/hitachi/CSCIW/lib/csciw.jar
      add.class.path=/opt/hitachi/CSCIW/lib/csciwbpmn.jar
      add.class.path=/opt/Cosminexus/jaxws/lib/cjjaxws.jar
      add.class.path=/opt/Cosminexus/jaxrs/lib/cjjaxrs.jar
      add.class.path=<JDBCドライバのライブラリのパス>
      
    ヒント

    J2EEサーバ用オプション定義は,次のどちらかの手順で設定できます。

    <運用管理ポータルを使用して設定する場合>

    1. 運用管理ポータルで[論理サーバの環境設定]アンカーをクリックする。

    2. ツリーペインで次の順にクリックする。

      [<操作対象の運用管理ドメイン名>][論理J2EEサーバ][J2EEサーバ][<サーバ名称>]

    3. 右ペインの[コンテナ]タブ,[J2EE]タブをクリックし,[J2EEコンテナの設定]画面を表示する。

    4. [拡張パラメタ]の欄に,上で示した「J2EEサーバ用オプション定義ファイルの指定形式」を参考にコンテナ拡張ライブラリを設定する。

    詳細については,マニュアルCosminexus アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイドを参照してください。

    <定義ファイルおよびサーバ管理コマンドを使用して設定する場合>

    1. usrconf.cfg(J2EEサーバ用オプション定義ファイル)を編集する。

    詳細については,マニュアルCosminexus アプリケーションサーバ リファレンス定義編(サーバ定義)の「usrconf.cfg(J2EEサーバ用オプション定義ファイル)」を参照してください。

  2. サーバ管理コマンド用オプション定義ファイルの内容を設定する。

    BPMN連携機能を使用する場合,サーバ管理コマンド用オプション定義ファイルにCSCIWライブラリ用のファイル(csciw.jar, csciwbpmn.jar)を設定してください。

    • Windowsの場合

      サーバ管理コマンド用オプション定義ファイルのUSRCONF_JVM_CLASSPATHキーに,各ファイル名を設定します。

      すでにUSRCONF_JVM_CLASSPATHキーにほかのファイル名が指定されている場合は,セミコロンで区切ってファイル名を追加してください。

      Windowsの場合のサーバ管理コマンド用オプション定義ファイルの指定例を示します。

      set USRCONF_JVM_CLASSPATH=<CSCIWのインストールディレクトリ>\lib\csciw.jar;<CSCIWのインストールディレクトリ>\lib\csciwbpmn.jar
    • UNIXの場合

      サーバ管理コマンド用オプション定義ファイルのUSRCONF_JVM_CLASSPATHキーに,各ファイル名を設定します。

      すでにUSRCONF_JVM_CLASSPATHキーにほかのファイル名が指定されている場合は,コロンで区切ってファイル名を追加してください。

      UNIXの場合のサーバ管理コマンド用オプション定義ファイルの指定例を示します。

      set USRCONF_JVM_CLPATH=/opt/hitachi/CSCIW/lib/csciw.jar:/opt/hitachi/CSCIW/lib/csciwbpmn.jar
    重要

    次に示すJ2EEサーバ単位のREST(JAX-RS)の通信タイムアウト値のデフォルトは0(タイムアウトなし)のため,RESTアプリケーションが無応答になった場合などに,アプリケーション呼び出しサービスは,応答を待ち続けます。

    • ejbserver.javaee.jaxrs.config.client.connectTimeout(クライアントソケットの接続タイムアウト)

    • ejbserver.javaee.jaxrs.config.client.readTimeout(クライアントソケットの読み込みタイムアウト)

    そのため,どちらの通信タイムアウト値も0以外の値を設定してください。また,クライアントソケットの読み込みタイムアウトはRESTアプリケーションの処理時間より大きな値を設定してください。

    J2EEサーバ単位のJAX-RSの通信タイムアウトの設定については,マニュアルCosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)の「J2EEサーバ単位の通信タイムアウトの設定」を参照してください。

    ref識別子ごとに通信タイムアウト値を設定したい場合は,アプリケーション呼び出し情報ファイルを使用します。詳細については,「15.3.14 RESTアプリケーションの呼び出しの場合にファイルに指定する内容」の「(6) rest.request.read.timeout」と「(7) rest.request.connect.timeout」を参照してください。