6.5.1　ビジネスプロセス遷移エディタ

(1)　遷移図の表示エリアでできる操作

遷移図の表示エリアで，描画されているアイコンを右クリックするとポップアップメニューが表示されます。

ポップアップメニューによってできる操作を次の表に示します。

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(2)　パレットの項目でできる操作

パレットの項目を選択することによって，遷移図を描画できます。

パレットの項目でできる操作を次の表に示します。

なお，操作説明の内容は，ツールチップや詳細情報として表示されます。

遷移定義の折り曲げまたは直線化

遷移図の遷移定義を選択すると，点が表示されます。この点をドラッグ＆ドロップすることで，遷移定義を折り曲げたり，直線にしたりできます。

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(3)　遷移定義を描画するときの制限事項

遷移定義を描画するときの制限事項を次に示します。

• 遷移元または遷移先に定義が接続されていない遷移定義は描画できません。

• 遷移元と遷移先が同一の定義である遷移定義は描画できません。

• 一対の遷移元・遷移先の間に複数の遷移定義は描画できません。

• 遷移定義の接続本数には制限があります。接続本数の制限値を次の表に示します。

  表6‒44　遷移定義の接続本数の制限値

  定義	接続本数の制限値
  	遷移元	遷移先
  業務ステップ	1	1
  分業ノード	1	なし（複数の描画が可能）
  分岐ノード	1	なし（複数の描画が可能）
  待合ノード	なし（複数の描画が可能）	1
  先着ノード	なし（複数の描画が可能）	1
  階層定義	1	1
  ソースノード	0	1
  シンクノード	1	0

• 遷移元と遷移先の組み合わせによっては遷移定義を描画できない場合があります。遷移定義の描画可否を次の表に示します。

  表6‒45　遷移定義の描画可否

  遷移元	遷移先
  	業務ステップ	分業ノード	分岐ノード	待合ノード	先着ノード	階層定義	ソースノード	シンクノード
  業務ステップ	○	○	○	○	○	○	×	○
  分業ノード	○	○	○	○	○	○	×	○※1
  分岐ノード	○	○	○	○	○	○	×	○
  待合ノード	○	○	○	○	○	○	×	○
  先着ノード	○	○	○	○	○	○	×	○
  階層定義	○	○	○	○	○	○	×	○
  ソースノード	○	○	○	○※1	○※2	○	×	×
  シンクノード	×	×	×	×	×	×	×	×

  （凡例）

  ○：描画できる

  ×：描画できない

  注※1

  描画はできますが，定義をチェックしたときにエラーになります。

  注※2

  先着ノード（後続停止あり）の場合，定義をチェックしたときにエラーになります。

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(4)　遷移図を描画するときの注意事項

遷移図を描画するときの制限事項を次に示します。

• 100個以上の多階層（階層定義が入れ子になった状態）は定義できません。

• ソースノードからシンクノードへ至る経路中に1,000個以上のノードを定義できません。

• ビジネスプロセス定義上で定義を編集したあと，階層定義に移動し，階層定義上で「元に戻す」を実行しないでください。「元に戻す」を実行すると，ビジネスプロセス定義上で編集した内容が無効（編集前の状態）になります。

• 折り曲げ点（遷移定義を折り曲げた部分）を移動する場合，折り曲げ点を含む遷移定義を選択した状態でドラッグしてください。

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