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uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow ビジネスプロセス開発ガイド


3.4.5 分岐ノードの分岐条件を定義する

分岐ノード「分岐(Source後)」,「分岐(見積後)」,および「分岐(受注後)」には,ビジネスプロセスを運用したときにどのような条件で処理を分岐させるかを定義する必要があります。この条件を分岐条件と呼びます。各分岐ノードでの分岐条件の定義方法を説明します。

〈この項の構成〉

(1) 分岐ノード「分岐(Source後)」の分岐条件

分岐ノード「分岐(Source後)」の分岐条件の定義方法を次に示します。

  1. ビジネスプロセス遷移エディタで分岐ノード「分岐(Source後)」のアイコンを右クリックし,[プロパティ]を選択する

    [制御ノードプロパティ]ダイアログが表示されます。

  2. [分岐条件]をクリックする

    [分岐条件の設定]ダイアログが表示されます。「遷移先一覧」に,「先着(受注前)」,および「見積中」が表示されていることを確認します。

  3. [遷移先一覧]から「先着(受注前)」を選択する

  4. [分岐条件名]を指定する

    条件の定義名として「直接受注」を選択します。

  5. [デフォルト遷移先名]を指定する

    「見積中」を選択します。

    「遷移先一覧」から「見積中」が消えます。

  6. [OK]ボタンをクリックする

    [制御ノードプロパティ]ダイアログに戻ります。

  7. [OK]ボタンをクリックする

    ビジネスプロセス遷移エディタに戻ります。分岐ノード「分岐(Source後)」と先着ノード「先着(受注前)」の間の遷移線上に「1:直接受注」と表示されます。また,分岐ノード「分岐(Source後)」と業務ステップ「見積中」の間の遷移線上にデフォルト遷移先であることを表す「D」が表示されます。

これで,ビジネスプロセスが運用されたときに,まず「先着(受注前)」の分岐条件を評価し,その分岐条件にあてはまらないときは「見積中」に遷移します。

(2) 分岐ノード「分岐(見積後)」の分岐条件

分岐ノード「分岐(見積後)」の分岐条件の定義方法を次に示します。

  1. ビジネスプロセス遷移エディタで分岐ノード「分岐(見積後)」のアイコンを右クリックし,[プロパティ]を選択する

    [制御ノードプロパティ]ダイアログが表示されます。

  2. [分岐条件]を選択する

    [分岐条件の設定]ダイアログが表示されます。「遷移先一覧」に,「先着(受注前)」,および「先着(Sink前)」が表示されていることを確認します。

  3. 「遷移先一覧」から「先着(受注前)」を選択する

  4. [分岐条件名]を指定する

    条件の定義名として「見積完了」を選択します。

  5. [デフォルト遷移先名]を指定する

    「先着(Sink前)」を選択します。

    「遷移先一覧」から「先着(Sink前)」が消えます。

  6. [OK]ボタンをクリックする

    [制御ノードプロパティ]ダイアログに戻ります。

  7. [OK]ボタンをクリックする

    ビジネスプロセス遷移エディタに戻ります。分岐ノード「分岐(見積後)」と先着ノード「先着(受注前)」の間の遷移線上に「1:見積完了」と表示されます。また,分岐ノード「分岐(見積後)」と先着ノード「先着(Sink前)」の間の遷移線上にデフォルト遷移先であることを表す「D」が表示されます。

これで,ビジネスプロセスが運用されたときに,まず「先着(受注前)」の分岐条件を評価し,その分岐条件にあてはまらないときは「先着(Sink前)」に遷移します。

(3) 分岐ノード「分岐(受注後)」の分岐条件

分岐ノード「分岐(受注後)」の分岐条件の定義方法を次に示します。

  1. ビジネスプロセス遷移エディタで分岐ノード「分岐(受注後)」のアイコンを右クリックし,[プロパティ]を選択する

    [制御ノードプロパティ]ダイアログが表示されます。

  2. [分岐条件]を選択する

    [分岐条件の設定]ダイアログが表示されます。「遷移先一覧」に,「分業(請求・納品前)」,および「先着(Sink前)」が表示されていることを確認します。

  3. 「遷移先一覧」から「分業(請求・納品前)」を選択する

  4. [分岐条件名]を指定する

    条件の定義名として「受注完了」を選択します。

  5. [デフォルト遷移先名]を指定します。

    「先着(Sink前)」を選択します。

    「遷移先一覧」から「先着(Sink前)」が消えます。

  6. [OK]ボタンをクリックする

    [制御ノードプロパティ]ダイアログに戻ります。

  7. [OK]ボタンをクリックする

    ビジネスプロセス遷移エディタに戻ります。分岐ノード「分岐(受注後)」と分業ノード「分業(請求・納品前)」の間の遷移線上に「1:受注完了」と表示されます。また,分岐ノード「分岐(受注後)」と先着ノード「先着(Sink前)」の間の遷移線上にデフォルト遷移先であることを表す「D」が表示されます。

これで,ビジネスプロセスが運用されたときに,まず「分業(請求・納品前)」の分岐条件を評価し,その分岐条件にあてはまらないときは「先着(Sink前)」に遷移します。

すべての分岐条件が定義されたビジネスプロセス遷移エディタを,次の図に示します。

図3‒17 すべての分岐条件が定義されたビジネスプロセス遷移エディタ

[図データ]