3.4.1 遷移図を描画する
最初にビジネスプロセス定義の名称やバージョンなどの属性値を設定し,そのあとアイコンや遷移線を組み合わせて,ビジネスプロセス定義に含まれるオブジェクトとそれらの順序関係を遷移図として描画します。
次に遷移図を描画する方法について説明します。
(1) ビジネスプロセス遷移エディタの表示
CSCIW-Definerのパースペクティブを開いて,ビジネスプロセス遷移エディタを表示させるまでの操作を次に示します。
-
CSCIW-Definerのパースペクティブを開く
操作方法については,「5.1.2 CSCIW-Definerのパースペクティブを開く」を参照してください。
-
メニューの[ファイル]−[新規],またはナビゲータービューのポップアップメニューの[新規]から,[ビジネスプロセス定義]メニューをクリックする
[新規ビジネスプロセス定義]ウィザードが表示されます。
図3‒9 [新規ビジネスプロセス定義]ウィザード -
「プロジェクト」を選択する
[参照]ボタンを押して,作成した定義ファイルを保存するプロジェクトを選択します。
-
作成ファイル名を入力する
ファイル名として「販売業務」と入力します。
-
ビジネスプロセス定義名を入力する
ビジネスプロセス定義の定義名として「販売業務」と入力します。
-
バージョン番号を入力する
バージョン番号として「1」を入力します。
-
[終了]ボタンをクリックする
ワークスペース内にビジネスプロセス定義ファイルが作成され,[ナビゲーター]ビューに「販売業務.hbx」が表示されます。
[新規ビジネスプロセス定義]ウィザードは閉じられ,ビジネスプロセス遷移エディタが表示されます。
(2) アイコンを貼り付ける
ビジネスプロセス定義に含まれるソースノード,業務ステップ,制御ノード,およびシンクノードを[ビジネスプロセス遷移]ビューにアイコンとして貼り付ける方法を次に示します。
-
貼り付けたいパレット上のアイコンをクリックする
-
ビジネスプロセス遷移エディタ上の任意の場所をポインタでクリックする
アイコンが貼り付けられます。アイコンを貼り付けたあとでオブジェクトの内容を定義するまでは,アイコンの下に「アイコン名+通し番号」が表示されます。また,ビジネスプロセス遷移エディタにアイコンを貼り付けると,[アウトライン]ビューにもその情報が反映されます。
例題「販売業務」では,次の図に示すように14個のアイコンを貼り付けてください。
図3‒10 アイコンを貼り付けた状態のビジネスプロセス遷移エディタ
(3) 遷移線を描画する
貼り付けたアイコン間を遷移線で接続する方法を次に示します。
-
パレット上の[遷移定義]アイコンを選択する
-
遷移線を描画する
ビジネスプロセス遷移エディタ上で,遷移元となるアイコンを選択して,そのまま遷移先となるアイコンまでポインタを移動してドラッグすると,アイコンを遷移線で接続できます。また,遷移の始点とするアイコン,終点とするアイコンの順にアイコンをクリックしても,アイコンを遷移線で接続できます。
例題「販売業務」では,次の図に示すようにアイコン間を遷移線で接続してください。
図3‒11 アイコン間を遷移線で接続したビジネスプロセス遷移エディタ
これでビジネスプロセス定義の遷移図の描画は終了です。