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uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow 案件運用操作ガイド


[案件一括削除]画面

[案件一括削除]画面では,選択したビジネスプロセス定義の「完了」状態または「強制終了」状態の案件を一括で削除できます。

なお,CSCIWのBPMN連携機能使用時に,コールアクティビティの呼び出しで投入された親子関係にある案件の削除は,次に示すルールに従います。

案件の一括削除はジョブとして投入され,[案件一括削除]画面の操作とは非同期で実行されます。

案件一括削除の実行結果は,[案件一括削除実行結果]画面で確認できます。[案件一括削除実行結果]画面については,「[案件一括削除実行結果]画面」を参照してください。

[案件一括削除]画面の初期状態の画面と,案件一括削除後の画面を次に示します。

図9‒17 [案件一括削除]画面

[図データ]

図9‒18 案件一括削除実行後の画面

[図データ]

画面の情報および項目について次に説明します。

〈このページの構成〉

情報

[ビジネスプロセス定義名]

選択したビジネスプロセス定義の定義名が表示されます。

ビジネスプロセス定義を選択していない場合は,「<未選択>」が表示されます。

[バージョン]

選択したビジネスプロセス定義のバージョンを示す4けたの数字が表示されます。バージョンが4けた未満の場合は,前に0が補完されて表示されます。

ビジネスプロセス定義を選択していない場合は,「<未選択>」が表示されます。

項目

[案件終了後経過日数]

案件の終了日時から経過した日数を,テキストボックスに指定します。

指定した日数×24時間以上経過した,「完了」状態または「強制終了」状態の案件が削除されます。

案件終了後の経過日数は,1970/01/02 00:00:00 GMTから現在の日時までの経過した日数以内で指定してください。指定できる値は,0〜2147483647の整数です。

[案件名]

案件名を削除条件として指定できます。

デフォルトでは,[指定なし]が選択されています。

  • [指定なし]

    案件名を削除条件に指定しない場合に選択します。

  • [案件名]

    案件名を削除条件に指定する場合に選択します。

    テキストボックスに案件名を入力します。案件名には,ワイルドカードとして「*」を指定できます。

    入力しなかった場合,案件名がnullの案件が削除条件に指定されます。

    重要

    *」または「\」を含む案件名を指定する場合は,「*」または「\」の前にエスケープ文字「\」を指定してください。なお,「\*」および「\\」以外で指定した「\」は,単独の文字として認識されます。

    指定例を次に示します。

    指定したい文字列

    テキストボックスに

    入力する文字※1

    ABC*/**をすべて文字列として指定する場合

    ABC\*/\*\*

    AB\*Cをすべて文字列として指定する場合

    AB\\\*C

    **/*を先頭の「*」だけをワイルドカードとして指定する場合

    *\*/\*

    ABC\ABCをすべて文字列として指定する場合※2

    ABC\ABC

    注※1

    下線部分は,エスケープ文字として指定している「\」です。

    注※2

    この例のように,「\」のうしろに「\」または「*」以外の任意の文字を指定した場合,[案件一括削除実行結果]画面の案件名列には「ABC\\ABC」と表示されます。なお,この「ABC\\ABC」は「ABC\ABC」と同一と解釈されるため,案件一括削除を再実行する場合に指定しても,問題ありません。

[削除]ボタン

案件一括削除がジョブとして投入されます。

[キャンセル]ボタン

案件一括削除のジョブは投入されないで,[案件一括削除]画面が閉じます。

[閉じる]ボタン

[案件一括削除]画面が閉じます。

なお,[閉じる]ボタンは,案件一括削除のジョブ投入後に表示されます。

重要

案件一括削除のジョブの投入でエラーが発生した場合は,エラーメッセージが[案件一括削除]画面に表示されます。エラーメッセージに従って対処してください。また,エラーが表示された画面で[戻る]ボタンをクリックした場合は,直前の[案件一括削除]画面に戻ります。

メモ
  • 削除の処理単位は,セットアッププロパティファイルの「AdmDelPIUnit」で設定できます。デフォルト値は「100」です。

  • 経過日数の区切りを「00(時):00(分):00(秒)」にする場合は,セットアッププロパティファイルの「AdmDelPIUseTimeOffset」で設定できます。デフォルトでは,経過日数の区切りは設定されていません。

  • 「完了」状態または「強制終了」状態以外の状態の案件を一括で削除する場合は,ciwdelpiコマンドまたは運用管理RESTサービスを使用して削除してください。

    ciwdelpiコマンドについては,マニュアル「uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow コマンド」を参照してください。また,運用管理RESTサービスについては,マニュアル「uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow システム構築・運用ガイド」の「REST APIによる運用管理の操作」の説明を参照してください。