付録C 用語解説
(英字)
(ア行)
(カ行)
- 開始日時
-
開始日時は,案件,業務ステップ,および作業の属性です。案件,業務ステップ,および作業が,「running(実行中)」状態へ遷移したときの日時を指します(作業の場合,「running(実行中)」状態に含まれる「performing(作業者実行)」状態,または「executing(自動実行)」状態に遷移したときの日時を指します)。
CSCIWのAPIを利用することで「running(実行中)」状態へ遷移できます。
- 完了条件
-
作業または業務ステップを「完了」状態にする条件です。作業または業務ステップの評価時(作業の発生時を含む)にこの条件を満足していた場合,作業または業務ステップを「完了」状態にします。
- 業務ステップ
-
ビジネスプロセス定義の構成要素の一つです。業務ステップは,業務の状態を表し,ある状態での作業の集合として定義されます。
- 組み込み作業
-
CSCIWの基本的な機能を組み合わせることで実現するような複雑な処理を1つの作業としてまとめたものです。CSCIWの組み込み作業には並列作業があります。
(サ行)
- 作業
-
ビジネスプロセス定義の構成要素の一つです。作業は,ある業務ステップで実行する具体的な処理です。作業では,処理を実行する作業者の情報を振り分けルール名として持ちます。
- 作業者
-
作業の処理を担当するユーザまたはユーザグループのことです。作業者は,ワーク管理データベースの外部の業務データベースで管理,運用する必要があります。
- 終了日時
-
終了日時は,案件,業務ステップ,および作業の属性です。案件,業務ステップ,および作業が,「closed(終了)」状態へ遷移したときの日時を指します。CSCIWのAPIを利用することで「closed(終了)」状態へ遷移できます。
- 処理期限
-
案件に対して処理期限を日数単位で指定できます。
- シンクノード
-
案件の終了を意味します。推進された案件は,シンクノードに状態が遷移することで完了します。
- ソースノード
-
案件の開始を意味します。案件が開始されると,ソースノードから次の業務ステップまたは制御ノードに状態が遷移します。
(ハ行)
- 発生日時
-
発生日時は作業の属性です。作業が,「ready(実行開始可能)」状態へ遷移したときの日時を指します。通常,作業の「ready(実行開始可能)」状態への遷移は,案件投入時,または前の業務ステップの完了時に自動的に実行されます。
- ビジネスプロセス
-
業務を実行するための作業の流れです。
- ビジネスプロセス管理
-
業務の流れをワーク管理システムで使用できるように,ビジネスプロセスを定義したり,それらの運用状態を管理することです。CSCIWでは,ビジネスプロセス管理にCSCIW-Definerを使用します。
- ビジネスプロセス管理ツール
-
業務の流れをワーク管理システムで使用できるように,ビジネスプロセスを定義したり,それらの運用状態を操作したりするツールのことです。
- ビジネスプロセス定義
-
業務の流れ(ビジネスプロセス)をビジネスプロセス管理ツール(CSCIW-Definer)で定義したものです。
- 振り分けルール定義
-
作業の作業者を決定するためのルールです。ビジネスプロセス定義で各作業に指定した振り分けルール定義を適用することで,作業者を決定します。
- 並列作業
-
組み込み作業の一つで,並列作業をビジネスプロセスに定義しておくことで,案件の実行時に複数の作業が自動的に生成されます。生成される作業数は,案件の実行時に決まります。