付録I.5　運用管理RESTサービスの設定の変更

(1)　運用管理RESTサービスが使用するデータソース表示名の変更

運用管理RESTサービスが使用するデータソース表示名には，データベースと接続するためのDB Connectorのプロパティに設定したDB Connectorのリソースアダプタの表示名と同じ名前を指定します。

1. cjimportappコマンドを使用して，運用管理RESTサービスをインポートする

   運用管理RESTサービスを組み込みます。インポート済みの場合は，この手順は不要です。

2. cjgetapppropコマンドを使用して，XMLファイル（属性ファイル）を取得する

   cjgetapppropコマンドの実行例

   cjgetappprop <サーバ名称> -name CSCIWManagementRESTService -type all -c <属性ファイルパス>

   cjgetapppropコマンドの詳細については，マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ　リファレンス コマンド編」を参照してください。

3. 取得したXMLファイル（属性ファイル）を編集する

   取得したXMLファイル（属性ファイル）をテキストエディタで開き，2か所のresource-ref要素のlinked-to要素を「DB_Connector_for_CSCIW」から「4.5.3(4)　DB Connectorの設定」で設定したリソースアダプタの表示名に変更します。

   • Session Bean属性の設定例

    <resource-ref>
      <description xml:lang="en"></description>
      <res-ref-name>jdbc/CSCIWManagementRESTServiceDataSource</res-ref-name>
      <res-type>javax.sql.DataSource</res-type>
      <res-auth>Container</res-auth>
      <res-sharing-scope>Shareable</res-sharing-scope>
      <injection-target>
        <injection-target-class>jp.co.Hitachi.soft.csciw.rest.mng.application.MngRESTServiceBean</injection-target-class>
        <injection-target-name>mDataSource</injection-target-name>
      </injection-target>
      <linked-to>DB_Connector_for_CSCIW</linked-to>
    </resource-ref>

   • WAR属性の設定例

    <resource-ref>
      <description xml:lang="en"></description>
      <res-ref-name>jdbc/CSCIWManagementRESTServiceDataSource</res-ref-name>
      <res-type>javax.sql.DataSource</res-type>
      <res-auth>Container</res-auth>
      <res-sharing-scope>Shareable</res-sharing-scope>
      <linked-to>DB_Connector_for_CSCIW</linked-to>
    </resource-ref>

4. cjsetapppropコマンドを使用して，編集したXMLファイル（属性ファイル）の情報をプロパティに設定する

   cjsetapppropコマンドの実行例

   cjsetappprop <サーバ名称> -name CSCIWManagementRESTService -type all -c <属性ファイルパス>

   cjsetapppropコマンドの詳細については，マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ　リファレンス コマンド編」を参照してください。

5. cjstartappコマンドを使用して，運用管理RESTサービスを開始する

ページの先頭へ

(2)　WorkManagerの最大スレッド数の変更

ジョブの投入APIを，同時に11以上実行する場合だけ，WorkManagerの最大スレッド数を増やしてください。

運用管理RESTサービスは投入されたジョブ1つにつきWorkManagerのスレッドを1つ使用します。ジョブを同時に並列で実行する必要がなければ，運用管理RESTサービスが使用するWorkManagerのスレッドは1つで問題ありません。

WorkMaanagerの最大スレッド数の変更方法を次に示します。

1. J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル（usrconf.properties）に，WorkManagerの最大スレッド数を指定する

   WorkManagerの最大スレッド数の指定例を次に示します。

   ejbserver.commonj.WorkManager.non_daemon_work_threads=20

   重要

   WorkManagerの最大スレッド数は，J2EEサーバ単位で設定します。そのため，設定値の変更は，同じJ2EEサーバ上にインポートされたアプリケーション呼び出しサービスの動作にも影響します。

2. 変更対象のJ2EEサーバを再起動する

   WorkManagerの最大スレッド数に，設定した値が適用されます。

ページの先頭へ