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uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow システム構築・運用ガイド


付録E ciwdelpiコマンド実行時の排他要求数の見積もり(HiRDB限定)

DBMSがHiRDBの場合に,ciwdelpi(案件の削除)コマンド実行時の排他要求数を見積もる必要があります。ciwdelpi(案件の削除)コマンドについては,マニュアル「uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow コマンド」を参照してください。

排他要求数の見積もりについては,マニュアル「HiRDB システム定義(UNIX(R)用)」または「HiRDB システム定義(Windows(R)用)」の「排他制御に関するオペランド」の「pd_lck_pool_size」の説明を参考に算出してください。

算出対象のSQLは,操作系SQLのDELETE(LOCK TABLEなし,およびインデクスキー値無排他方式の場合)です。DELETE(LOCK TABLEなし,およびインデクスキー値無排他方式の場合)については,マニュアル「HiRDB システム定義(UNIX(R)用)」または「HiRDB システム定義(Windows(R)用)」の「排他資源数の見積もり」の説明を参照してください。

排他資源数の見積もりに必要な値については,次に示します。

表E‒1 前処理の排他要求数を算出する場合に必要な値

項目

指定値

使用する表数

5(BPMN連携機能を使用する場合は11)

使用する表の内訳を次に示します。

  • 案件テーブル

  • 業務ステップテーブル

  • 作業テーブル

  • 制御ノードテーブル

  • 制御ノード管理テーブル

BPMN連携機能を使用する場合は,次の表も追加します。

  • プロセスデータ(文字列用)テーブル

  • プロセスデータ(数値用)テーブル

  • マルチインスタンス管理テーブル

  • ビジネスプロセス連携テーブル

  • サブプロセス用マルチインスタンス管理テーブル

  • アドホック・サブプロセス管理テーブル

使用するビュー表数

列数

付録B.1 テーブルおよびインデクス定義」を参照し,算出してください。

インデクス数

付録B.1 テーブルおよびインデクス定義」を参照し,算出してください。

表分割数

インデクス分割数

ユーザ定義型,または関数の使用

最適化情報

ビュー表の使用

LOB列の定義

ユーザ定義型の列の定義

LOB属性

上位型

関数の使用

プラグインの使用

ルーチンの使用

(凡例)

−:未定義,または未使用

注※

ユーザがCREATE TABLE,またはCREATE INDEX文をカスタマイズして,表分割およびインデクス分割を行った場合は算出対象となります。

表E‒2 SQL文の排他要求数を算出する場合に必要な値

項目

指定値

削除対象RDエリア数

ユーザの指定した値

削除行数

1トランザクションで削除する案件の数※1

×1案件当たりの削除行数※2

1案件当たりの削除行数

=案件テーブルの削除行数

+業務ステップテーブルの削除行数

+作業テーブルの削除行数

+制御ノードテーブルの削除行数

+制御ノード管理テーブルの削除行数

BPMN連携機能を使用する場合は,次の行数も追加します。

+プロセスデータ(文字列用)テーブルの削除行数

+プロセスデータ(数値用)テーブルの削除行数

+マルチインスタンス管理テーブルの削除行数

+ビジネスプロセス連携テーブルの削除行数

+サブプロセス用マルチインスタンス管理テーブルの削除行数

+アドホック・サブプロセス管理テーブルの削除行数

VARCHAR,NVARCHAR,MVARCHARの256バイト以上の列数

1ページに格納できないBINARY型の列数

削除したLOBデータ数

削除したLOBデータ格納セグメント数

データ型プラグインまたはインデクス型プラグイン

pd_inner_replica_controlオペランド(UNIX版HiRDBの場合)

ユーザの指定した値

ルーチン

(凡例)

−:未定義,または未使用

注※1

1トランザクションで削除する案件の数の最大値は,ciwdelpi(案件の削除)コマンドの-untオプションで指定した値になります。なお,BPMN連携機能を使用していて,コールアクティビティを使用している場合は,-untオプションに指定する案件数は,ルート案件の件数になります。ciwdelpi(案件の削除)コマンドについては,マニュアル「uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow コマンド」を参照してください。

注※2

排他要求数の算出対象の削除行数は,ルート案件の行数と,ルート案件に子案件がいる場合は,子案件(子案件の子案件も含む)の行数を合計した値になります。

各テーブルの削除行数の算出方法は,「付録B.2(1) インスタンステーブルのレコード数」を参照してください。BPMN連携機能を使用する場合は,マニュアル「uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow BPMN連携機能 使用の手引」の「レコード数の概算数」の説明も参照してください。