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uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow システム構築・運用ガイド


6.1.5 DBMSの格納領域の変更(SQL Serverの場合)

DBMSの機能を利用してファイルグループやスキーマを変更する方法を示します。

  1. すべてのデータをエクスポートする

  2. すべてのテーブル・インデクス・ビューを削除する

  3. すべてのテーブル・インデクス・ビューを再作成する

  4. すべてのデータをインポートする

  5. DBMSへの接続先情報を変更する

詳細な変更方法を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) すべてのデータのエクスポート

すべてのデータをエクスポートするには,bcpコマンドを実行します。bcpコマンドについては,SQL Serverのマニュアルを参照してください。

bcpコマンドの指定例を次に示します。

bcp <テーブル名> out <データファイルの絶対パス>
       -U <ユーザ名>
       -P <パスワード>
       -c

(2) すべてのテーブル・インデクス・ビューの削除

テーブル・インデクス・ビューを削除するには,次に示すSQLスクリプトファイルを編集します。

<CSCIWインストールディレクトリ>/sql/droptable_sqlserver.sql

削除用に編集したSQLスクリプトファイルは,sqlcmdユティリティを使用して実行します。

sqlcmdユティリティに編集したSQLスクリプトファイルを指定し,実行することで,すべてのテーブル・インデクス・ビューを削除できます。sqlcmdユティリティの使用方法については,SQL Serverのマニュアルを参照してください。

sqlcmdユティリティの指定例を次に示します。

sqlcmd -U <接続ユーザ名1>
       -P <パスワード>
       -i <削除用のSQLスクリプトファイルの絶対パス>

(3) すべてのテーブル・インデクス・ビューの再作成

テーブル・インデクス・ビューを再作成するには,次に示すSQLスクリプトファイルを編集します。

<CSCIWインストールディレクトリ>/sql/createtable_sqlserver.sql

再作成用に編集したSQLスクリプトファイルは,sqlcmdユティリティを使用して実行します。sqlcmdユティリティに編集したSQLスクリプトファイルを指定し,実行することで,すべてのテーブル・インデクス・ビューを再作成できます。sqlcmdユティリティの使用方法については,SQL Serverのマニュアルを参照してください。

sqlcmdユティリティの指定例を次に示します。

sqlcmd -U <接続ユーザ名2>
       -P <パスワード> 
       -i <再作成用のSQLスクリプトファイルの絶対パス>

(4) すべてのデータのインポート

すべてのデータをインポートするには,テーブルごとにbcpコマンドを実行します。bcpコマンドについては,SQL Serverのマニュアルを参照してください。

bcpコマンドの指定例を次に示します。

bcp <テーブル名> in <データファイルの絶対パス>
       -U <ユーザ名>
       -P <パスワード>
       -c

(5) DBMSへの接続先情報の変更

ユーザまたはスキーマを変更した場合は,変更後のユーザまたはスキーマで接続できるユーザおよびパスワードに変更する必要があります。

変更方法については,「6.1.2 接続先DBMSの変更」を参照してください。