Cosminexus サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド
OpenTP1などの既存システムのサービス部品を呼び出したり,OpenTP1などの既存システムからサービス部品を呼び出したりできます。呼び出し方で接続のしかたが異なります。
Cosminexusサービスプラットフォームの実行環境で,OpenTP1などの既存システムから,HCSCサーバを経由してサービス部品を呼び出す場合にuCosminexus TP1 Gatewayを利用します。
uCosminexus TP1 Gatewayでは,HCSCサーバの標準受付(SessionBean)に合わせてIDLを作成して,これを基にスタブを作成します。これによって,同期応答型の送信ができます。OpenTP1システムからのサービス部品の呼び出しを次の図に示します。
図5-49 OpenTP1システムからのサービス部品の呼び出し
詳細は,マニュアル「uCosminexus TP1 Gateway ユーザーズガイド」を参照してください。
同期応答型の要求のほかに,非同期でOpenTP1などの既存システムから,HCSCサーバを経由してサービス部品を呼び出せます。
HCSCサーバの標準受付(MDB(DBキュー))に対して要求する非同期応答型の送信ができます。
詳細は,「5.4.5 MDB(DBキュー)を使ったサービス部品呼び出し」,およびマニュアル「uCosminexus TP1 Gateway ユーザーズガイド」を参照してください。
TP1アダプタを使用することで,OpenTP1を使用したシステムのサービス部品を呼び出せます。TP1アダプタを運用するには,開発環境で設定して,カスタムアダプタパッケージファイルを作成(パッケージング)し,実行環境へ配備することで利用できます。HCSCサーバからのOpenTP1システムのサービス部品の呼び出しを次の図に示します。
図5-50 HCSCサーバからのOpenTP1システムのサービス部品の呼び出し
開発環境でTP1アダプタを作成する手順については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム TP1アダプタ ユーザーズガイド」を参照してください。
開発環境での操作については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム 開発ガイド」を参照してください。
実行環境への配備方法については,「3.1.9 サービスアダプタを配備する」を参照してください。
同期応答型のサービス部品呼び出しのほかに,非同期でHCSCサーバから,OpenTP1システムのサービス部品を呼び出せます。非同期でHCSCサーバから,OpenTP1システムのサービス部品を呼び出すには,HCSCサーバの非同期サービスアダプタ(MDB(DBキュー))を実行します。
詳細は,「5.4.5 MDB(DBキュー)を使ったサービス部品呼び出し」を参照してください。
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