Cosminexus サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド

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5.6.1 データベースとの接続

サービス部品としてデータベースを呼び出す場合には,DBアダプタを使用します。DBアダプタを使用する場合のデータベースのアクセスと設定について説明します。

<この項の構成>
(1) DBアダプタを使ったデータベースへのアクセス
(2) DBアダプタが使用するDB Connectorの設定

(1) DBアダプタを使ったデータベースへのアクセス

DBアダプタは,サービスリクエスタやビジネスプロセスからの要求を受けて,データベースに対して直接アクセスできます。DBアダプタは,開発環境で定義します。DBアダプタに対して要求するサービスリクエスタからは,実行するSQL文を記述したXML文書を作成して,作成したXML電文を要求電文に設定して実行します。DBアダプタによるSQLの実行について次の図に示します。

図5-48 DBアダプタによるSQLの実行

[図データ]

DBアダプタを定義する手順,およびDBアダプタに要求を出すサービスリクエスタの作成については,マニュアル「Cosminexus サービスプラットフォーム 開発ガイド」を参照してください。

(2) DBアダプタが使用するDB Connectorの設定

データベースにアクセスするには,HCSCサーバをセットアップするときに定義したDB Connectorとは別に,サービス部品稼働マシン(データベースが稼働しているマシン)に対してアクセスするDB Connectorを準備する必要があります。

DBアダプタが利用するDB Connector用のRARファイルの選択方法,およびDBアダプタを利用する場合に設定するConnector属性ファイルの設定内容については,「3.1.2(8) DB Connectorのセットアップ」を参照してください。