• adminサーバはWebサーバのhttpsd.confファイルを編集するため，adminサーバの起動ユーザ（サーバ管理者）に対して，次に示すパーミッションを与えてください。
  

  表I-1　サーバ管理者に必要なパーミッション

  ファイル名	パーミッション
  httpsd.confが格納されているディレクトリ	読み取り，書き込み，実行
  httpsd.conf	読み取り，書き込み
  ErrorLog，PidFile	読み取り
  HTMLマニュアル	読み取り

• 編集するhttpsd.confファイル名は，HWSConfigFileディレクティブで指定してください。
• adminサーバの起動ユーザは，Webサーバの起動ユーザと同じにしてください。

• adminサーバはWebサーバのhttpsd.confファイルを編集するため，adminサーバのユーザアカウントに対して，次に示すアクセス許可を与えてください。
  

  表I-2　ユーザアカウントに必要なアクセス許可

  ファイル名	パーミッション
  httpsd.confが格納されているディレクトリ	読み取り，書き込み，ディレクトリの内容の一覧表示
  httpsd.conf	読み取り，書き込み
  ErrorLog	読み取り
  HTMLマニュアル	読み取り

• 編集するhttpsd.confファイルは，Webサーバをサービス登録した際に指定したファイルです。デフォルトでは，インストール先ディレクトリ\conf\httpsd.confです。
• adminサーバを使用する前に，adminサーバとWebサーバをサービス登録しておく必要があります。登録時のWebサーバサービス名をHWSServiceNameディレクティブへ， adminサーバサービス名をHWSAdminServiceNameディレクティブへ指定してください。デフォルトでは，Webサーバが"Hitachi Web Server"，adminサーバが"Hitachi Web Server Administration"です。
• adminサーバのユーザアカウントには，管理者権限が必要です。インストール時には，"LocalSystem"です。

• WebブラウザのJavaScript機能を有効にしてください。
• Webブラウザの「戻る」は使用しないでください。
• GUIサーバ管理機能は複数の管理者，及び複数のWebブラウザからの同時使用には対応していません。
• GUIサーバ管理機能で作成した作業用ファイルがある間に，テキストエディタなどでhttpsd.confファイルを直接編集した場合，その編集内容は作業用ファイルへ反映されません。httpsd.confファイルと作業用ファイルの関係は，「付録I.5 (1)　メニュー画面」を参照してください。
• httpsd.confファイルのIncludeディレクティブに指定したファイル内の編集はできません。また，そのファイル内にErrorLogディレクティブ，PidFileディレクティブ，及びServerRootディレクティブを記述しないでください。
  記述した場合，Webサーバの起動，停止，及び再起動ができないことがあります。
  
• httpsd.confファイル内のErrorLogディレクティブ，PidFileディレクティブ，及びServerRootディレクティブはWebサーバを停止してから変更してください。起動中に変更した場合，Webサーバの停止，及び再起動ができないことがあります。
• adminサーバの常時起動はセキュリティ上，推奨しません。また，利用する環境によってはユーザ認証やSSLの定義も必要です。
• 標準提供adminコンフィグファイルは，ローカルホスト（127.0.0.1）からのリクエストだけを許可する設定になっています。ローカルホストに割り振られたユニークなIPアドレスやホスト名を指定したリクエストのアクセスを拒否します。それらを許可する場合は，Allow fromディレクティブの設定を変更してください。

adminサーバでは，CGI，ディレクトリインデクス，イメージマップなどの機能は使用できませんが，SSL通信，アクセスコントロールは使用できます。使用できる機能については「6.1.1　ディレクティブ一覧」を参照してください。