Hitachi Web Server
adminサーバの起動,及び停止方法について説明します。
adminサーバはインストールしたとき,スタートアップ時に手動起動するサービスとして登録されるため,システム起動時に自動起動されません。サービス名称は"Hitachi Web Server Administration"です。
adminサーバの起動と停止の方法には以下の方法があります。
- スタートメニューからサービスとしての起動,停止
- コントロールパネルからサービスとしての起動,停止
- コマンドプロンプトからの起動,停止,及び再起動
adminサーバをサービスとして実行する場合のユーザアカウントは,インストール時点では"LocalSystem"です。ただし,adminサーバのユーザアカウントには管理者権限が必要です。
- <この項の構成>
- (1) スタートメニューからサービスとしての起動,停止
- (2) コントロールパネルからサービスとしての起動,停止
- (3) コマンドプロンプトからの起動,停止,及び再起動
(1) スタートメニューからサービスとしての起動,停止
[スタート]-[プログラム]-[Hitachi Web Server]メニューのショートカットから,起動する場合は「adminサーバ起動」,停止する場合は「adminサーバ停止」を選択して実行できます。
なお,Cosminexusとしてインストールした場合は,[スタート]-[プログラム]-[Cosminexus]-[Hitachi Web Server]メニューのショートカットになります。
(2) コントロールパネルからサービスとしての起動,停止
コントロールパネルからサービス画面を表示し,次に「Hitachi Web Server Administration」を選択して,起動する場合は「開始(S)」ボタン,停止する場合は「停止(T)」ボタンを押します。サービス画面からの再起動はできません。
(3) コマンドプロンプトからの起動,停止,及び再起動
コマンドプロンプトからadm-httpsdコマンドを入力します。adm-httpsdコマンドについて次に説明します。
"インストール先ディレクトリ\adm-httpsd.exe" 〔〔-d ディレクトリ〕〔-f ファイル名〕〔〔-n "サービス名"〕〔-k 〔start | stop | restart | install | uninstall〕〕〕| -v | -t 〕
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- -d ディレクトリ
ServerRootディレクティブがコンフィグファイルに指定されていない場合の,デフォルト値を設定できます。
- -f ファイル名
admin.confファイルを指定できます。絶対パス,又はServerRootディレクティブの指定値からの相対パスで指定します。
- -n "サービス名"
adminサーバのサービス名を指定します。サービス名は,"(引用符)で囲んで指定してください。サービス名に指定できる文字数の上限値は,128文字です。サービス名は,ASCIIコードで指定してください。また,次に示す文字は指定できません。
'\','/','"',制御コード,マルチバイト文字
サービス名のデフォルト値は「Hitachi Web Server Administration」です。
- -k start
adminサーバを起動します。-n "サービス名"が指定されている場合は,該当するサービスを起動します。
- -k stop
adminサーバを停止します。-n "サービス名"が指定されている場合は,該当するサービスを停止します。
- -k restart
adminサーバを再起動します。
- -k install
adminサーバをサービスとして登録します。-n "サービス名"が指定されている場合は,該当するサービスを登録します。サービス登録時,スタートアップの種類は「手動」になります。サービス起動するadminサーバのServerRootディレクティブのデフォルト値は,このコマンド実行時のadm-httpsd.exeのパス,又は-dオプションで指定した値になります。
- -k uninstall
adminサーバをサービスから削除します。-n "サービス名"が指定されている場合は,該当するサービスを削除します。削除しようとしたサービスが起動中の場合は,サービスを停止してからサービスを削除します。
- -v
バージョン情報を表示します。このオプションを指定した場合は,adminサーバは起動しません。
- -t
コンフィグファイルの文法をチェックします。文法エラーがあると,画面にエラーメッセージを表示します。このオプションを指定した場合は,adminサーバは起動しません。
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