Hitachi Web Server
HACMP for AIXは,監視対象のノードに障害が発生すると,予備のノードに処理を切り替えてサービスを続行します。この動作を,テイクオーバといいます。テイクオーバには,次に示す切り替え機能があります。
次にネットワークの障害例とアプリケーションの障害例を示します。
LANアダプタを二重化するときは,一方をアプリケーションのサービスをするために稼働させるアダプタ(サービス・アダプタ)とし,他方をサービス・アダプタをバックアップするアダプタ(スタンバイ・アダプタ)として定義します。
この構成では,サービス・アダプタ側に障害が発生すると,同一ノード上のスタンバイ・アダプタに接続が切り替えられます。アダプタの二重化について,次に示します。
図F-1 アダプタの二重化
ノードを二重化した場合の例について示します。
稼働ノード(サービス・ノード)とバックアップ用ノード(スタンバイ・ノード)の2台のサーバ構成で,LANを二重化し,双方の監視用パスとしてRS232通信を使用して2台のノード間を接続する構成とします。ディスク記憶装置は,ノード間で共有します。
サービス・ノードに障害が発生し,他ノードへのフォールオーバが必要だと判断すると,サービス・ノードを除去して,スタンバイ・ノード上でサービスを継続させます。共有ディスクは,スタンバイ・ノードで継続的に利用できます。複数ノードの運用の例を,次に示します。
図F-2 複数ノードの運用の例(HACMP for AIX)
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