Hitachi Web Server
ディスク上に格納されている静的コンテンツファイルをメモリ上にキャッシュし,キャッシュからブラウザに返送することで,静的コンテンツのレスポンスタイムを短縮できます。
この機能は,Windows版だけで使用できます。
静的コンテンツキャッシュ機能を使用するには,mod_hws_cacheモジュールを組み込みます。mod_hws_cacheモジュールを組み込むには,コンフィグファイル(httpsd.conf)に次を指定します。
LoadModule hws_cache_module modules/mod_hws_cache.so |
キャッシュ機能を使用するためのハンドラ名hws_cacheを,AddHandlerディレクティブ又はSetHandlerディレクティブに指定します。
特定の拡張子のファイルをキャッシュするには,AddHandlerディレクティブを設定します。設定方法を次に示します。
<Directory "C:/Program Files/Hitachi/httpsd/htdocs"> AddHandler hws_cache .html </Directory> |
特定のURL配下のファイルをキャッシュするにはSetHandlerディレクティブを設定します。設定方法を次に示します。
<Directory "C:/Program Files/Hitachi/httpsd/icons"> <Files "?*"> SetHandler hws_cache </Files> </Directory> |
ファイルがキャッシュされる契機を次に示します。ただし,ファイルサイズがHWSContentCacheMaxFileSizeディレクティブの設定値より大きい場合は,キャッシュされません。
キャッシュが更新される契機を次に示します。ただし,ファイルサイズがHWSContentCacheMaxFileSizeディレクティブの設定値より大きい場合は,キャッシュされません。
キャッシュが削除される契機を次に示します。
静的コンテンツキャッシュ機能で使用されるメモリ量の最大値は,次の計算式で算出できます。
(HWSContentCacheMaxFileSize×ThreadsPerChild)+HWSContentCacheSize
リバースプロキシ機能,CGI,及びそのほかの動的コンテンツ処理を行うURL配下のファイルをキャッシュ対象としないでください。キャッシュ対象を誤って指定すると,動的コンテンツが正常に処理されないおそれがあります。
使用例を次に示します。
ScriptAlias /cgi-bin/ "C:/Program Files/Hitachi/httpsd/cgi-bin/" *1 LoadModule hws_cache_module modules/mod_hws_cache.so <Directory "C:/Program Files/Hitachi/httpsd/icons/"> *2 <Files "?*"> SetHandler hws_cache </Files> </Directory> |
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