Cosminexus システム運用ガイド
ここでは,セッションフェイルオーバ機能を使用した場合のWebコンテナのトレース取得ポイントと,取得できるトレース情報について説明します。
イベントID,トレース取得ポイント,およびPRFトレース取得レベルについて,次の表に示します。
表A-17 Webコンテナでのトレース取得ポイントの詳細(セッションフェイルオーバ機能)
イベントID | 図中の番号※1 | トレース取得ポイント | レベル |
---|---|---|---|
0x8203 | 1 | リクエストを受信したサーブレット/JSPの実行前に実行されるフィルタの呼び出し直前 (web.xmlの<filter-mapping>タグの<dispatcher>タグを省略した場合,または<dispatcher>タグで"REQUEST"を指定したフィルタを呼び出した場合) |
B |
0x8E01 | 2 | スタブでのリクエスト送信処理の始まり | A |
0x8E05 | 3 | サーバ側のリクエスト受信処理 | A |
0x8405 | 4 | EJBコンテナがリクエストを受信した直後 | A |
0x8406 | 5 | EJBコンテナがレスポンスを送信する直前 | A |
0x8E06 | 6 | サーバ側のレスポンス送信処理 | A |
0x8E02 | 7 | スタブでのレスポンス受信処理の終わり | A |
0x8218※2 | 8 | セッションフェイルオーバ機能のデシリアライズ開始直前 | A |
0x8318※2 | 9 | セッションフェイルオーバ機能のデシリアライズ終了直後 | A |
0x8203 | 10 | リクエストを受信したサーブレット/JSPの実行前に実行されるフィルタの呼び出し直前 (web.xmlの<filter-mapping>タグの<dispatcher>タグを省略した場合,または<dispatcher>タグで"REQUEST"を指定したフィルタを呼び出した場合) |
B |
0x8202 | 11 | サーブレット/JSP呼び出し直前 | A/B |
0x8207 | 11 | 静的コンテンツ呼び出し直前(DefaultServlet) | B |
0x8302 | 12 | サーブレット/JSP処理完了直後 | A |
0x8307 | 12 | 静的コンテンツ処理完了直後(DefaultServlet) | B |
0x8303 | 13 | リクエストを受信したサーブレット/JSPの実行前に実行されるフィルタの処理完了直前 (web.xmlの<filter-mapping>タグの<dispatcher>タグで"REQUEST"を指定したフィルタの処理が完了した場合) |
B |
0x8217※2 | 14 | セッションフェイルオーバ機能のシリアライズ開始直前 | A |
0x8317※2 | 15 | セッションフェイルオーバ機能のシリアライズ終了直後 | A |
0x8E01 | 16 | スタブでのリクエスト送信処理の始まり | A |
0x8E05 | 17 | サーバ側のリクエスト受信処理 | A |
0x8405 | 18 | EJBコンテナがリクエストを受信した直後 | A |
0x8406 | 19 | EJBコンテナがレスポンスを送信する直前 | A |
0x8E06 | 20 | サーバ側のレスポンス送信処理 | A |
0x8E02 | 21 | スタブでのレスポンス受信処理の終わり | A |
0x8203 | 22 | リクエストを受信したサーブレット/JSPの実行前に実行されるフィルタの呼び出し直前 (web.xmlの<filter-mapping>タグの<dispatcher>タグを省略した場合,または<dispatcher>タグで"REQUEST"を指定したフィルタを呼び出した場合) |
B |
(凡例) A:標準 B:詳細 A/B:標準と詳細で異なる情報を取得 −:該当なし
セッションフェイルオーバ機能でのトレース取得ポイントを次の図に示します。
図A-14 Webコンテナでのトレース取得ポイント(セッションフェイルオーバ機能)
セッションフェイルオーバ機能で取得できるトレース情報を次の表に示します。
表A-18 Webコンテナで取得できるトレース情報(セッションフェイルオーバ機能)
図中の番号※1 | イベントID | レベル | 取得できる情報 | ||
---|---|---|---|---|---|
インタフェース名 | オペレーション名 | オプション | |||
1 | 0x8203 | B | クラス名 | コンテキストルート名 | <セッションID文字数:セッションID:グローバルセッションID文字数:グローバルセッションID> |
2 | 0x8E01 | A | インタフェース名 | オペレーション名 | − |
3 | 0x8E05 | A | − | − | − |
4 | 0x8405 | A | Bean名 | メソッド名,引数の数 | − |
5 | 0x8406 | A | Bean名 | メソッド名,引数の数 | ※3 |
6 | 0x8E06 | A | − | − | − |
7 | 0x8E02 | A | インタフェース名※2 | オペレーション名※2 | ※5 |
8 | 0x8218※2 | A | リクエストURL | デシリアライズ前のグローバルセッション情報のサイズ(バイト) | グローバルセッションID文字数:グローバルセッションID |
9 | 0x8318※2 | A | リクエストURL | デシリアライズ前のグローバルセッション情報のサイズ(バイト) | ※4 |
10 | 0x8203 | B | クラス名 | コンテキストルート名 | <セッションID文字数:セッションID:グローバルセッションID文字数:グローバルセッションID> |
11 | 0x8202 | A/B | クラス名(JSP呼び出しの場合はJSP名) |
|
|
11 | 0x8207 | B | クラス名 | コンテキストルート名 | <セッションID文字数:セッションID:グローバルセッションID文字数:グローバルセッションID> |
12 | 0x8302 | A | クラス名またはJSP名 | − | ※3 |
12 | 0x8307 | B | − | コンテキストルート名 | ※3 |
13 | 0x8303 | B | クラス名 | コンテキストルート名 | ※3 |
14 | 0x8217※2 | A | リクエストURL | なし | <セッションID文字数:セッションID:グローバルセッションID文字数:グローバルセッションID> |
15 | 0x8317※2 | A | リクエストURL | シリアライズ後のグローバルセッション情報のサイズ(バイト)※6 | ※4 |
16 | 0x8E01 | A | インタフェース名 | オペレーション名 | − |
17 | 0x8E05 | A | − | − | − |
18 | 0x8405 | A | Bean名 | メソッド名,引数の数 | − |
19 | 0x8406 | A | Bean名 | メソッド名,引数の数 | ※4 |
20 | 0x8E06 | A | − | − | − |
21 | 0x8E02 | A | インタフェース名※2 | オペレーション名※2 | ※5 |
22 | 0x8303 | B | クラス名 | コンテキストルート名 | ※3 |
(凡例) A:標準 B:詳細 A/B:標準と詳細で異なる情報を取得 −:該当なし
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