Cosminexus システム運用ガイド
ここでは,システムの運用状況を監視する作業の概要について説明します。
システムの運用状況を監視する方法の詳細については,「2. システムの運用監視」を参照してください。
システムを構成するホストおよびサーバのステータスを確認して,システムが正常に稼働しているかどうかを監視できます。この情報を基に,必要に応じて起動,停止,再起動ができます。
論理サーバや論理サーバで稼働しているアプリケーションの稼働情報を基に,システムの性能を監視できます。システムの性能を監視することで,システム内の問題個所を発見したり,パフォーマンスチューニングに役立てたりすることができます。
リソースの使用率または使用数の推移を監視して,使用率または使用数がしきい値を超えた場合,メッセージを出力できます。リソースの使用率または使用数の推移は,リソース枯渇監視情報として定期的に出力できます。しきい値を超えた場合,出力されているリソース枯渇監視情報を基に原因を分析して適切に対処することで,トラブルの発生を未然に防げます。また,リソース枯渇監視情報は,トラブル発生後の要因の解析にも役立ちます。
CTMを利用しているシステムでは,CTMの稼働情報を出力できます。また,運用管理ドメイン内のCTMの稼働情報をまとめて収集,出力することもできます。
なお,CTMは,構成ソフトウェアにCosminexus Component Transaction Monitorを含む製品だけで利用できます。利用できる製品については,マニュアル「Cosminexus 概説」を参照してください。
起動中および停止中のJ2EEサーバのトランザクションの状態を確認することができます。稼働中のトランザクションの状態,未決着のトランザクションがあるかどうかなどを把握できます。
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