Cosminexus システム構築ガイド

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6.2 J2EEサーバ間のセッション情報の引き継ぎの設定

この節では,セッションフェイルオーバ機能を使用したシステムを構築する場合に必要となる設定について説明します。

セッションフェイルオーバ機能は,J2EEサーバ間のHTTPセッションの情報を引き継ぐための機能です。この機能を使用すると,J2EEアプリケーションで実行中のセッション情報が管理され,J2EEサーバで障害が発生したときにそのセッション情報をほかのJ2EEサーバに引き継ぐことができるようになります。これによって,J2EEサーバで障害が発生しても,障害発生前の状態で業務を続行できるようになります。機能の詳細については,マニュアル「Cosminexus 機能解説」のJ2EEサーバ間のセッション情報の引き継ぎに関する説明を参照してください。

注意
J2EEサーバ間のセッション情報の引き継ぎは負荷分散機の使用が前提となります。リダイレクタの負荷分散機能では,J2EEサーバ間のセッション情報の引き継ぎはできません。J2EEサーバ間のセッション情報を引き継ぐためには,このほかにも前提条件があります。前提条件については,マニュアル「Cosminexus 機能解説」のJ2EEサーバ間のセッション情報の引き継ぎに関する説明を参照してください。
<この節の構成>
6.2.1 J2EEサーバ間のセッション情報の引き継ぎの設定の概要
6.2.2 SFOサーバの設定
6.2.3 セッション情報の引き継ぎを行うJ2EEサーバの設定
6.2.4 リクエストラインの最大サイズの設定
6.2.5 HTTPセッション数の上限値の設定
6.2.6 セッション情報の引き継ぎを行うWebアプリケーションの設定変更
6.2.7 Webアプリケーションの設定情報の削除