Cosminexus システム構築ガイド
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Application Serverは,業務システムの実行環境となるアプリケーションサーバを構築するための製品で,Application Server StandardとApplication Server Enterpriseという2種類のエディションがあります。なお,エディションによって提供される構成ソフトウェアが異なります。それぞれのエディションで提供する構成ソフトウェアについては,マニュアル「Cosminexus 概説」を参照してください。
Application Serverの導入手順を次に示します。
- Application Serverをインストールします。
「2.2.1 インストール方法」を参照してください。また,インストール後のApplication Serverのディレクトリ構成については,「2.6.1 Application Serverのディレクトリ構成」を参照してください。
- 環境変数を設定します。
Application Serverで設定が必要な環境変数については,「2.3 環境変数の設定」を参照してください。
- リソースおよびメモリ所要量の見積もりと設定をします。
Application Serverをインストールしたマシンで使用するリソースの見積もりと設定をします。リソースの見積もりと設定については,「2.4 リソースの見積もりと設定」を参照してください。また,メモリ所要量の見積もりも実施します。マニュアル「Cosminexus 簡易構築・運用ガイド」のCosminexus DABroker Libraryのメモリ所要量に関する説明を参照してください。
- 構成ソフトウェアの設定をします。
必要に応じて,構成ソフトウェアやデータベースの設定をしてください。また,Server Plug-inを使用する場合は,Server Plug-inの設定もします。Cosminexus DABroker Libraryおよびデータベースの設定については,マニュアル「Cosminexus 簡易構築・運用ガイド」を参照してください。Server Plug-inの設定については,「2.5 Server Plug-inの設定」を参照してください。なお,Server Plug-inはUNIXでは使用できません。実行環境がUNIXの場合にServer Plug-inによる運用管理操作を実施したいときは,uCosminexus Operatorをインストールしたマシンを別途用意し,このマシン上でServer Plug-inを使用してください。uCosminexus Operatorについては,「(4) uCosminexus Operator」を参照してください。
- システムを構築します。
J2EEアプリケーションを実行するシステムの場合,「1.2 J2EEアプリケーションを実行するシステムの構築の流れ」の手順に従って構築してください。また,バッチアプリケーションを実行するシステムの場合,「1.3 バッチアプリケーションを実行するシステムの構築の流れ」の手順に従って構築してください。構築手順の詳細については,マニュアル「Cosminexus 簡易構築・運用ガイド」を参照してください。
uCosminexus Clientは,EJBクライアント環境を構築するための製品です。EJBクライアントアプリケーションを実行する環境に必要です。Application Serverに含まれるコンポーネントのうち,EJBクライアント環境に必要なコンポーネント,またはそのサブセットに当たるコンポーネントによって構成されています。
uCosminexus Clientの導入手順を次に示します。
- uCosminexus Clientをインストールします。
「2.2.1 インストール方法」を参照してください。また,インストール後のuCosminexus Clientのディレクトリ構成については,「2.6.2 uCosminexus Clientのディレクトリ構成」を参照してください。
- 環境変数を設定します。
uCosminexus Clientで設定が必要な環境変数については,「2.3 環境変数の設定」を参照してください。
- リソースの見積もりと設定をします。
uCosminexus Clientをインストールしたマシンで使用するリソースの見積もりと設定をします。リソースの見積もりと設定については,「2.4 リソースの見積もりと設定」を参照してください。
- EJBクライアントの環境を構築します。
EJBクライアントアプリケーションを実行する環境は,「19. EJBクライアントアプリケーションの設定と実行」の手順に従って構築してください。
- 注意
- uCosminexus Clientを使用してEJBクライアント環境を構築する場合は,各ユーザ定義ファイルの格納ディレクトリの「<Cosminexusのインストールディレクトリ>\CC」を,「<Cosminexusのインストールディレクトリ>\CCL」と読み替えてください。
Web Redirectorは,WebサーバとWebコンテナを連携させるためのWebリダイレクタ環境を構築するための製品です。WebサーバとWebコンテナを別のサーバマシンで運用するシステムで,Webサーバを配置するサーバマシンにWeb Redirectorをインストールして使用します。Application Serverに含まれるコンポーネントのうち,Webリダイレクタ環境に必要なコンポーネント,またはそのサブセットに当たるコンポーネントによって構成されています。
Web Redirectorの導入手順を次に示します。
- Web Redirectorをインストールします。
「2.2.1 インストール方法」を参照してください。また,インストール後のWeb Redirectorのディレクトリ構成については,「2.6.3 Web Redirectorのディレクトリ構成」を参照してください。
- 環境変数を設定します。
Web Redirectorで設定が必要な環境変数については,「2.3 環境変数の設定」を参照してください。
- リソースの見積もりと設定をします。
Web Redirectorをインストールしたマシンで使用するリソースの見積もりと設定をします。リソースの見積もりと設定については,「2.4 リソースの見積もりと設定」を参照してください。
- Webリダイレクタ環境を構築します。
Webリダイレクタを使用する環境を構築するためには,Webサーバの設定が必要です。Webサーバの設定については,「18. Webサーバとの連携の設定(Webリダイレクタ環境の場合)」を参照してください。
- 注意
- Web Redirectorを使用してWebリダイレクタ環境を構築する場合は,各ユーザ定義ファイルの格納ディレクトリの「<Cosminexusのインストールディレクトリ>\CC,または/opt/Cosminexus/CC」を,「<Cosminexusのインストールディレクトリ>\CCR,または/opt/Cosminexus/CCR」と読み替えてください。
uCosminexus Operatorは,別のマシンからApplication Serverをインストールしたマシンの運用操作を実行するための製品です。運用操作をするための機能として,Server Plug-inを提供しています。実行環境がUNIXの場合などに,実行環境の運用操作をServer Plug-inで実施したいときに使用します。Server Plug-inは,Eclipseプラグインです。
uCosminexus Operatorの導入手順を次に示します。
- uCosminexus Operatorをインストールします。
「2.2.1 インストール方法」を参照してください。また,インストール後のuCosminexus Operatorのディレクトリ構成については,「2.6.4 uCosminexus Operatorのディレクトリ構成」を参照してください。
- 環境変数を設定します。
uCosminexus Operatorで設定が必要な環境変数については,「2.3 環境変数の設定」を参照してください。
- リソースの見積もりと設定をします。
uCosminexus Operatorをインストールしたマシンで使用するリソースの見積もりと設定をします。リソースの見積もりと設定については,「2.4 リソースの見積もりと設定」を参照してください。
- Server Plug-inを設定します。
Server Plug-inを使用するためには,EclipseのインストールやServer Plug-inのEclipseへの組み込みが必要です。Server Plug-inの設定については,「2.5 Server Plug-inの設定」を参照してください。
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