Cosminexus 簡易構築・運用ガイド

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付録K.1 HiRDBの設定(Cosminexus DABroker Libraryの場合)

Cosminexus DABroker Libraryを使用してHiRDBに接続する場合の設定について説明します。なお,データベースとしてHiRDBを使用する場合は,HiRDBをインストールして初期設定を済ませておいてください。詳細については,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」を参照してください。Cosminexus DABroker Libraryの設定については,「付録I Cosminexus DABroker Libraryの設定(Windowsの場合)」,または「付録J Cosminexus DABroker Libraryの設定(UNIXの場合)」を参照してください。

ここでは,Cosminexus DABroker Libraryを使用して,HiRDBでJ2EEリソースを扱う場合に必要な次の設定について説明します。

なお,同一の環境変数を環境変数グループと環境変数の両方に設定した場合は,環境変数グループで設定した環境変数が優先されます。

<この項の構成>
(1) 環境変数の設定
(2) 環境変数のグループ登録
(3) タイムアウトの設定

(1) 環境変数の設定

次の環境変数を設定する必要があります。環境変数の詳細については,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。

PATH(Windowsの場合)
HiRDBのクライアントライブラリとして,次の値を指定します。通常,HiRDBのインストーラによってシステム環境変数に設定されます。
<HiRDBのホームディレクトリ>\client\lib

LIBPATH(AIXの場合)
HiRDBのクライアントライブラリとして,次の値を指定します。
<HiRDBのホームディレクトリ>/client/lib

LD_LIBRARY_PATH(HP-UX,Linux,およびSolarisの場合)
HiRDBのクライアントライブラリとして,次の値を指定します。
<HiRDBのホームディレクトリ>/client/lib

PDXAMODE1
「1」を指定します。

PDTXACANUM1
(HiRDBにアクセスするJ2EEコンポーネントの同時実行数)×(J2EEコンポーネントでアクセスする可能性があるHiRDB数)を指定します。

PDHOST2
データベースのホスト名またはIPアドレスを指定します。

PDUSER2
データベースのユーザ名およびデータベースのパスワードを指定します。

PDNAMEPORT2
データベースのポート番号を指定します。

PDSWAITTIME2
リクエスト間隔タイムアウトを指定します。

PDCWAITTIME2
レスポンスタイムアウトを指定します。

PDSWATCHTIME2
「0」を指定します。コネクションプーリング機能を使用する場合は,「0」を指定してください。

注※1
グローバルトランザクションを使用する場合に設定します。この環境変数は,HiRDBのクライアント環境変数グループには登録できません。

注※2
これらの環境変数は,HiRDBのクライアント環境変数グループとして登録することもできます。登録方法については,「付録K.1(2) 環境変数のグループ登録」で説明します。

(2) 環境変数のグループ登録

環境変数のグループは,次の方法で登録します。

なお,環境変数のグループ登録の詳細については,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。

(3) タイムアウトの設定

HiRDBのタイムアウトは,次に示すHiRDBのクライアント環境変数に設定します。

HiRDBのクライアント環境変数の設定については,「付録K.1(1) 環境変数の設定」を参照してください。

タイムアウトの設定については,マニュアル「Cosminexus システム設計ガイド」,マニュアル「HiRDB システム定義」,およびマニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。