Cosminexus 簡易構築・運用ガイド

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付録J.1 Cosminexus DABroker Libraryのセットアップ

セットアップでは,Cosminexus DABroker Libraryを管理するユーザをOSに登録し,Cosminexus DABroker Libraryの運用ディレクトリを作成します。セットアップの手順を次に示します。

  1. Cosminexus DABroker Libraryを管理するユーザ(UNIXログインユーザ)をOSに登録します。
    ユーザID登録後,パスワードも登録してください。登録方法はOSのマニュアルを参照してください。ここで登録したユーザを,Cosminexus DABroker Libraryの管理ユーザと呼びます。Cosminexus DABroker Libraryの管理ユーザに与えられる権限は,次のとおりです。
    • Cosminexus DABroker Libraryで提供するファイルおよびディレクトリの所有者としてのアクセス権
    • Cosminexus DABroker Libraryの運用コマンドの実行権
    注 Oracleにアクセスする場合は,登録するユーザのUIDを「3」以上にしてください。
  2. Cosminexus DABroker Libraryのインストールディレクトリのグループおよびユーザを,手順1.で登録した管理グループおよびユーザに変更します。
  3. Cosminexus DABroker Libraryセットアップコマンド(dabsetup)を実行します。
    スーパーユーザで,/opt/DABroker/binディレクトリにあるdabsetupを実行します。
    (例) dabsetup /home
    dabsetupコマンドは,Cosminexus DABroker Library運用ディレクトリを指定するコマンドです。このコマンドを実行すると,インストールディレクトリのディレクトリおよびファイルが,<パス名>に指定した運用ディレクトリに移動されます。<パス名>を省略した場合,運用ディレクトリはCosminexus DABroker Libraryのインストールディレクトリ(/opt/DABroker)となります。また,dabsetupコマンドに-dオプションを指定すると,運用ディレクトリの削除もできます。
    注意
    AIXの場合で,Cosminexus Component ContainerをCロケールで動作させるときは,環境変数「LC__FASTMSG」に「false」が指定されているか確認してください。Cosminexus DABroker Libraryを使用してDBにアクセスし,かつCosminexus Component ContainerをCロケールで動作させる場合には,環境変数「LC__FASTMSG」に「false」を指定する必要があります。