Cosminexus 簡易構築・運用ガイド

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11.3.1 システムの設定の一括変更

Smart Composer機能を使用して,システムの設定を一括変更できます。設定を変更するには,次の内容を実施します。

  1. 簡易構築定義ファイルの編集
  2. 設定の一括変更
    注意
    バッチアプリケーションを実行するシステムの設定を変更する場合,次のパラメタの値は変更しないでください。

システムの設定の一括変更の手順について説明します。

<この項の構成>
(1) 簡易構築定義ファイルの編集
(2) 設定の一括変更

(1) 簡易構築定義ファイルの編集

システム構築で使用した簡易構築定義ファイルの内容を編集します。ここでは,「10.5.2(1) 1台のサーバマシン内に一つのバッチサーバを配置する場合」で作成したMyWebSystemDef.xmlファイルを編集します。

  1. システム構築で使用した簡易構築定義ファイルを編集します。
    ここでは,サーバの稼働性能を監視するように設定します。
    設定後のMyWebSystemDef.xmlファイルを次に示します。
     
     <!-- Webシステムの属性定義 -->
      <web-system>
        <name>MyWebSystem</name>
        <!-- 物理ティアの定義 -->
        <tier>
          <tier-type>j2ee-tier</tier-type>
          <!-- バッチサーバの稼働性能監視を行う設定 -->
          <configuration>
            <logical-server-type>j2ee-server</logical-server-type>
            <param>
               <param-name>batch.service.enabled</param-name>
               <param-value>true</param-value>
            </param>
            <param>
               <param-name>use.security</param-name>
               <param-value>false</param-value>
            </param>
            <param>
              <param-name>ejbserver.instrumentation.enabled</param-name>
              <param-value>true</param-value>
            </param>
          </configuration>
        </tier>
        <!-- サービスユニットの定義 -->
        <unit>
          :
        </unit>
      </web-system>
      <!-- ホストの定義 -->
      <host>
        :
      </host>
      </web-system>
    </model-definition>
     
    注 太字の部分が編集部分です。
    注※ パラメタの値を変更しないでください。
    なお,物理ティアに指定できるパラメタの詳細については,「14.2 システムの構成パターンと定義する論理サーバ」を参照してください。

(2) 設定の一括変更

変更した簡易構築定義ファイルの内容を基に,システムの設定を一括で変更します。

  1. システムが稼働している場合は,システムを停止します(必要に応じて)。
    cmx_stop_targetコマンドを使用して,システム内のすべてのサービスユニットを一括停止します。このとき,コマンドの-modeオプションに「ALL」を指定して,停止状態にします。
    Windowsの場合
     
    <Cosminexusインストールディレクトリ>\manager\bin\cmx_stop_target -m 192.168.100.11 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -s MyWebSystem -mode ALL
     
    UNIXの場合
     
    # /opt/Cosminexus/manager/bin/cmx_stop_target -m 192.168.100.11 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -s MyWebSystem -mode ALL
     
  2. 変更した簡易構築定義ファイルの内容を実際のシステムに展開します。
    cmx_build_systemコマンドに-changeオプションを指定して,(1)で変更した簡易構築定義ファイルの内容をシステムに適用します。-fオプションには,(1)で作成した簡易構築定義ファイルを指定します。
    Windowsの場合
     
    <Cosminexusインストールディレクトリ>\manager\bin\cmx_build_system -m 192.168.100.11 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -f MyWebSystemDef.xml -change
     
    UNIXの場合
     
    # /opt/Cosminexus/manager/bin/cmx_build_system -m 192.168.100.11 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -f MyWebSystemDef.xml -change
     
  3. システムを開始します。
    cmx_start_targetコマンドを使用して,システム内のすべてのサービスユニットを一括起動します。このとき,コマンドの-modeオプションに「ALL」を指定して,稼働状態で起動します。
    Windowsの場合
     
    <Cosminexusインストールディレクトリ>\manager\bin\cmx_start_target -m 192.168.100.11 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -mode ALL -s MyWebSystem
     
    UNIXの場合
     
    # /opt/Cosminexus/manager/bin/cmx_start_target -m 192.168.100.11 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -mode ALL -s MyWebSystem