JP1 Version 8 JP1/Script(UNIX(R)用)
SetStandardFileまたはSetStdFile(標準入力,標準出力,および標準エラーファイルを設定する)
機能
Execコマンドで呼び出すプロセスの標準入力,標準出力,および標準エラーファイルをオープンして設定します。JP1/Script 07-51以降では,ラージファイルが使用できます。
形式
SetStandardFile ( FilePath , Type 〔, Mode〕 ) SetStdFile ( FilePath ,Type 〔, Mode〕 )
指定項目
FilePath
設定するファイルのフルパスを文字列,または値を格納した変数名で指定します。
Type
設定するファイルの種別を次の値で指定します。
値 | 意味 |
---|---|
StdInput | 標準入力 |
StdOutput | 標準出力 |
StdError | 標準エラー |
Mode
Typeで指定したファイルの種別がStdOutput,またはStdErrorの場合,ファイル作成時の動作を指定します。ファイル作成時の動作を次の値で指定します。この値は省略できます。省略した場合,Appendを仮定します。
値 | 意味 |
---|---|
Create | 新規モード |
Append | 追加モード |
TypeにStdInputを指定した場合は常に新規モードとなるため,Modeに指定した値は無効になります。
説明
このコマンドを実行したあとにExecコマンドで呼び出すプロセスの標準入力,標準出力,および標準エラーファイルをオープンして設定します。コマンドが正常に実行された場合は真(True)を,エラーが発生した場合は偽(False)を,コマンドの実行結果として返します。
設定されたファイルはResetStandardFileコマンドが実行されるまで有効になり,オープンされたままです。ResetStandardFileコマンドの詳細は「6.5 ファイル・ディレクトリ操作コマンド」の「ResetStandardFileまたはResetStdFile」を参照してください。
例
SetStandardFile ( _SCF_+"EXECOUT.TXT" ,StdOutput ,Create ) SetStandardFile ( _SCF_+"EXECERR.TXT" ,StdError ) If Exec ( _SCF_+"BACKUP" ,True ) Then Message( Target_DispOn ,"実行結果" ,"Execコマンド 成功!" ) Else Message( Target_DispOn ,"実行結果" ,"Execコマンド 失敗!" ) End
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