JP1 Version 8 JP1/Script(UNIX(R)用)
機能
エラー発生時に,指定したラベルに制御を移します。エラー発生時に,指定したラベルに制御を移さないようにすることもできます。
形式
On Error GoTo LabelName
指定項目
LabelName
分岐先のラベル名を指定します。ラベル名は変数名の付け方の規則に従って指定します。変数名の付け方の詳細は,「4.1.1 (1) 変数名の付け方」を参照してください。
LabelNameに0を指定すると,エラー発生時に,指定したラベルに制御が移らなくなります。
説明
On Errorステートメントは,ラベルの次の行から始まるエラー発生時の処理を有効にします。実行時にエラーが発生すると,ここで設定した分岐先に制御が移り,処理が実行されます。ただし,構文エラーが発生した場合,設定した分岐先には制御が移りません。分岐先のラベルをOn Errorステートメントと同じプロシージャ内にする必要があります。
On Error GoTo 0を指定しない場合は,ラベルの次の行から始まるエラー発生時の処理はプロシージャの終了時に自動的に無効になります。
補足
次の場合は,実行エラーとなってもOn Errorステートメントで指定したラベルに分岐しません。
例
On Error GoTo ErrHandler '以降エラー発生時にラベルの次の行に制御が移る Copy ( InDir+"CTL3D32.TXT" ,OutDir+"CTL3D32.TXT" ,VersionUp ) : On Error GoTo 0 '以降エラー発生時にラベルの次の行に制御を移さない : ErrHandler: 'エラー発生時の分岐先 :
All Rights Reserved. Copyright (C) 2003, 2006, Hitachi, Ltd.