JP1/Automatic Job Management System 2 解説

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7.1.1 JP1/AJS2 Consoleを使った業務監視

JP1/AJS2 Consoleでは,JP1/AJS2に定義されているジョブネットのうち,任意のジョブネットを監視対象として設定し,監視できます。また,異なるマネージャーホストや,異なるジョブネットワーク階層(スケジューラーサービス,ジョブグループ)に点在するジョブネットの状態を一画面で集中監視できます。

JP1/AJS2 Consoleの監視画面は,JP1ユーザーごとにユニークであるため,監視したいジョブネットだけを設定できます。監視対象の設定は,ジョブネットが定義されているホスト名とジョブネット名(完全名)を指定するだけです。指定したジョブネットは,監視画面上ではアイコン(AJS2ユニット監視オブジェクト)として表示され,このアイコンの表示色の変化によってジョブネットの状態を監視します。

図7-1 JP1/AJS2 Consoleの定義例

[図データ]

図7-2 JP1/AJS2 Consoleの監視例

[図データ]

監視画面で異常が検知されたジョブネットについては,JP1/AJS2 Consoleからジョブネットの定義先ホストのJP1/AJS2 - Viewを起動でき,障害個所の特定や要因の調査を容易に行えます。

さらに,監視対象の階層管理や監視画面の背景設定など,より論理的かつ視覚的に理解しやすい監視を実現するために効果的な機能も備えています。

なお,JP1/AJS2 Consoleで業務監視を行うには,JP1/AJS2 ConsoleにログインするJP1ユーザーに監視対象のジョブネットに対して参照権限を持っていること,監視対象のジョブネットが定義されているホストのOSユーザーがマッピングされていることが条件となります。

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