JP1/Integrated Management - Service Support システム構築・運用ガイド

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JP1イベント発行設定ファイル(hptl_jp1_imss_jp1event_setting.properties)

説明

JP1/IM - Service SupportからJP1イベントを発行するかどうか,また,JP1イベントを発行するために接続するイベントサーバ名を定義したファイルです。

次のような場合に,JP1/IM - Service SupportからJP1イベントを発行するためには,このファイルを編集する必要があります。

なお,JP1イベントの詳細については,「付録E JP1イベント一覧」を参照してください。

形式

#All Rights Reserved. Copyright (C) 2008, Hitachi, Ltd.
#Licensed Material of Hitachi, Ltd.
hptl_jp1_imss_je_def_flag=発行する,しない
hptl_jp1_imss_je_def_jp1base=イベントサーバ名
hptl_jp1_imss_je_log_file_num=ログファイルの面数
hptl_jp1_imss_je_log_file_size=ログファイル1面の最大サイズ
hptl_jp1_imss_je_log_level=ログの出力レベル
 

ファイル名

格納先フォルダ

IM-SSパス\IMSS\conf\

定義の反映時期

JP1/IM - Service Supportサービスを再起動したあと反映されます。

記述内容

次で説明する指定キー以外は編集しないでください。指定キーと値は「=(イコール)」でつなぎます。

表14-2 JP1イベント発行設定ファイルで設定できる指定キー一覧

指定キー名 説明 デフォルト値
hptl_jp1_imss_je_def_flag JP1/IM - Service SupportからJP1イベントを発行するかどうかを設定する。
  • false:発行しない
    falseを指定した場合,すべてのプロセスおよびプロセスワークボードからJP1イベントは発行されない。
  • true:発行する
    trueを指定した場合,プロセスワークボード単位でJP1イベントを発行するかどうかを設定できる。また,プロセス単位およびプロセスワークボード単位で,ステータス変更JP1イベントを発行するステータスを設定できる。
false
hptl_jp1_imss_je_def_jp1base JP1イベントを発行するために接続するイベントサーバ名を指定する。指定されたイベントサーバに接続し,JP1イベントを発行する。JP1/Baseをクラスタ運用している場合は,論理ホスト名を指定する。省略した場合は,JP1/IM - Service Supportが動作しているホスト名が仮定される。
hptl_jp1_imss_je_log_file_num JP1イベント発行機能用ログファイル(jp1imssevent[n].log)の面数を指定する。指定できる値は1〜16の半角数字(整数)。 8
hptl_jp1_imss_je_log_file_size JP1イベント発行機能用ログファイル(jp1imssevent[n].log)1面の最大サイズをバイト換算で指定する。指定できる値は4096〜2147483647の半角数字(整数)。 4194304
hptl_jp1_imss_je_log_level JP1イベント発行機能用ログファイル(jp1imssevent[n].log)のログ出力レベルを指定する。指定できる値は-1〜1000の半角数字(整数)。 20
(凡例)
−:設定値なし

定義例

サーバ名を「Server」と仮定した場合の定義例を次に示します。

hptl_jp1_imss_je_def_flag=true
hptl_jp1_imss_je_def_jp1base=Server
hptl_jp1_imss_je_log_file_num=8
hptl_jp1_imss_je_log_file_size=4194304
hptl_jp1_imss_je_log_level=20

注意事項

JP1/IM - Service SupportとJP1/IM - Managerが別々のホストに存在する場合は,JP1/Baseの転送設定ファイル(forward)に転送条件を指定して,JP1イベントを転送する必要があります。