JP1/Integrated Management - Service Support システム構築・運用ガイド
![[目次]](FIGURE/CONTENT.GIF)
![[用語]](FIGURE/GLOSS.GIF)
![[索引]](FIGURE/INDEX.GIF)
![[前へ]](FIGURE/FRONT.GIF)
jssdbrorg.bat(案件管理DB再編成)
機能
案件管理DBからデータを追加・削除したときに断片化された空き領域を再編成します。このコマンドは,スタートメニューの[プログラム]−[JP1_Integrated Management - Service Support]−[JP1_IM-SSコマンドプロンプト]から実行します。
形式
実行権限
格納先フォルダ
引数
-sys
案件管理DBの再編成を実行するときに指定します。この引数は必ず指定してください。
戻り値
注意事項
- jssdbrorg.batコマンドは,JP1/Service Support - DB Serverだけを起動した状態で実行してください。クラスタ環境の場合は,JP1/Service Support - DB Cluster Serviceも起動した状態で実行してください。
- jssdbrorg.batコマンドの実行が完了するまで,JP1/Service Support - Web Service,JP1/Service Support - Task ServiceおよびJP1/Service Supportを停止させてください。
- jssdbrorg.batコマンドの実行中は,ほかのJP1/IM - Service Supportのコマンドを実行しないでください。
- jssdbrorg.batコマンドを実行すると,システム内部で複数の子プロセスが起動します。[Ctrl]+[C]キーなどでコマンドの実行を打ち切った場合も,子プロセスは実行を継続します。このため,コマンドの実行中に[Ctrl]+[C]キーなどで実行を打ち切らないでください。もし実行を打ち切った場合は,「pdrorg」というプロセスが実行していないことを確認し,しばらく時間を置いてからコマンドを再実行してください。
- jssdbrorg.batコマンドの実行時には一時ファイルが作成されます。そのため,案件管理DBが格納されているドライブには,案件管理DBのサイズによって次の空き容量が必要です。
- 案件管理DBがSサイズの場合:2.8ギガバイト
- 案件管理DBがMサイズの場合:16.5ギガバイト
- 案件管理DBがLサイズの場合:40.5ギガバイト
- 案件管理DBがLLサイズの場合:80.0ギガバイト
- jssdbrorg.batコマンドの実行時に,JP1/IM - Service Supportをインストールしたディスクに再編成実行用の領域が確保できない場合は,次の手順で再編成実行用の一時ファイルの出力先フォルダを変更してください。
- IM-SSパス\conf\setup\jssdbrorgpath.batを開く。
- 6行目の「@set CHANGEPATH=」の後ろに,一時ファイルを出力するフォルダを,絶対パスで指定する。
- 7行目の先頭にある「@rem」を削除する。
- ファイルを上書きして保存する。
出力先フォルダを変更しない場合は,次のパスが出力先フォルダになります。
- 単体構成運用の場合:IM-SSパス\log\command
- クラスタ運用の場合:共有ディスクでの共有ファイル格納先フォルダ\log\command
- 再編成実行用の一時ファイルの出力先フォルダを変更しているときに,KNAB26105-Eのエラーメッセージが出力された場合,次の要因が挙げられます。
- 出力先フォルダに指定したドライブの空き容量が不足している。
- 出力先フォルダに,ファイルを指定している。
- 出力先フォルダに,ディスクドライブ直下を指定している。
- 出力先フォルダに,ネットワークドライブを指定している。
- 出力先フォルダに,日本語を含む文字列,またはOSで指定できない文字列を指定している。
- 出力先フォルダに,次に示す文字列以外を含む文字列を指定している。
・半角英数字
・半角スペース
・半角記号
・\,@,#,.,( )
- 出力先フォルダに指定したドライブが存在しない。
- 出力先フォルダに,UNCパスを指定している。
- 出力先フォルダに,180バイト以上の文字列を指定している。
これらのどれかに該当する場合は,まず,jssdbrorg.batコマンドを実行する前に取得したバックアップファイルでリカバリーを実行してください。次にエラー要因を取り除き,再度jssdbrorg.batコマンドを実行してください。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2007, 2008, Hitachi, Ltd.