JP1/Integrated Management - Service Support システム構築・運用ガイド

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7.15 既存のJP1/IM - Service Supportからのデータの移行

既存のJP1/IM - Service Supportで管理していたデータは,jssdbbackup.batコマンドとjssdbrecovery.batコマンドを使って,異なるサーバのJP1/IM - Service Supportへ移行できます。

既存のJP1/IM - Service Supportからデータを移行する手順を次に示します。

  1. 移行元のJP1/IM - Service Supportのバージョンを,移行先のJP1/IM - Service Supportのバージョンに合わせる。
    異なるバージョンのJP1/IM - Service Support間では,jssdbbackup.batコマンドとjssdbrecovery.batコマンドを使ってデータの移行はできません。このため,移行元と移行先のバージョンが異なる場合は,移行元のJP1/IM - Service Supportをバージョンアップして,移行先のJP1/IM - Service Supportのバージョンに合わせてください。バージョンアップの手順については,「5.4 JP1/IM - Service Supportの上書きインストールとセットアップ」を参照してください。
  2. JP1/Service Support - DB Serverサービス以外のJP1/IM - Service Supportのサービスを停止する。
    次の順番でサービスを停止します。移行元と移行先の両方とも行います。
    1. JP1/Service Support - Task Serviceサービス
    2. JP1/Service Support - Web Serviceサービス
    3. JP1/Service Supportサービス
    JP1/Service Support - DB Serverサービスは起動しておいてください。
  3. スタートメニューの[プログラム]−[JP1_Integrated Management - Service Support]−[JP1_IM-SSコマンドプロンプト]を起動する。
    移行元と移行先の両方とも行います。
  4. jssdbbackup.batコマンドを実行する。
    移行元のJP1/IM - Service Supportで,jssdbbackup.batコマンドの-expandオプションを指定して実行し,案件管理DBをバックアップします。コマンドの実行中は,案件管理DBをメンテナンスするコマンドやJP1/IM - Service Supportのサービスを起動しないでください。jssdbbackup.batコマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jssdbbackup.bat(案件管理DBバックアップ)」を参照してください。
  5. jssdbrecovery.batコマンドを実行する。
    移行先のJP1/IM - Service Supportで,jssdbrecovery.batコマンドの-expandオプションを指定して実行し,手順4で取得したデータをリカバリーします。コマンドの実行中は,案件管理DBをメンテナンスするコマンドやJP1/IM - Service Supportのサービスを起動しないでください。jssdbrecovery.batコマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jssdbrecovery.bat(案件管理DBリカバリー)」を参照してください。
  6. JP1/IM - Service Supportのサービスを起動する。
    次の順番でサービスを起動します。移行元と移行先の両方とも行います。
    1. JP1/Service Supportサービス
    2. JP1/Service Support - Web Serviceサービス
    3. JP1/Service Support - Task Serviceサービス