JP1/Integrated Management - Rule Operation システム構築・運用ガイド
形式
プロセス名|パス|起動オプション|再起動可否|再起動回数|リトライ間隔|再起動回数リセット時間|
ファイル
jp1rm_service_0800.conf jp1rm_service_0800.conf.model(モデルファイル)
格納先フォルダ
IM - RLパス\conf\ 共有フォルダ\JP1RULE\conf\(クラスタ運用時)
説明
JP1/IM - RLを構成する各機能のプロセス情報を定義するファイルです。
JP1/IM - RLは,プロセス管理機能によって各機能のプロセスの起動・停止,およびプロセス異常終了時の再起動を制御します。プロセス管理機能は,拡張起動プロセス定義ファイルの定義に従ってプロセスを制御します。
拡張起動プロセス定義ファイルには,あらかじめ適切な値が指定されているモデルファイルがあります。ユーザーがセットアップする場合は,このモデルファイルをコピーし,プロセス障害時の「再起動可否」のパラメーターだけを編集して使用します。ほかのパラメーターは,各プロセスに合わせて適切な値がデフォルト値として設定されているため,通常は設定を変える必要はありません。
定義の反映時期
この定義ファイルを編集したあと,次の場合に設定が有効になります。
- JP1/IM - RLを再起動した場合
- jrm_spmd_reloadコマンドを実行した場合
記述内容
- プロセス名
- JP1/IM - RLのプロセス管理機能によって起動・停止するプロセス名があらかじめ指定されています。編集しないでください。ここで設定されているプロセス名は,jrm_spmd_statusコマンドでプロセス名として表示されます。
- パス
- JP1/IM - RLのプロセスの実行ファイルがフルパスであらかじめ指定されています。編集しないでください。
- 起動オプション
- プロセスの起動オプションを指定します。起動オプションの指定が必要なプロセスについては,あらかじめ指定されています。編集しないでください。
- 再起動可否
- プロセスが異常終了した場合に,再起動するかどうかを指定します。再起動しない場合は0,再起動する場合は1を指定します。デフォルト値は0です。
- 再起動回数
- プロセスの再起動の試行回数を指定します。再起動可否のフィールドに1を指定している場合に,プロセスの再起動試行回数がこのフィールドに指定した回数に達すると,プロセスの再起動が中止されます。指定できる値は,0〜99(回)です。デフォルト値は3(回)です。0を指定すると,再起動が無限に試行されます。
- なお,再起動可否のフィールドに0が指定されている場合は,このフィールドに値が指定されていても無効になります。
- リトライ間隔
- プロセスの再起動のリトライ間隔を,秒単位で指定します。指定できる値は,0〜3,600(秒)です。デフォルト値は3(秒)です。なお,再起動可否のフィールドに0が指定されている場合は,このフィールドに値が指定されていても無効になります。
- 再起動回数リセット時間
- 再起動によってプロセスが起動してから何時間後に再起動回数をリセットするかを,秒単位で指定します。指定できる値は,3,600〜2,147,483,647(秒)です。デフォルト値は3,600(秒)です。
- プロセスが起動してから,指定した時間が経過すると,再起動回数がリセットされます。再度プロセスが異常終了した場合は,再起動回数が1からカウントされます。再起動によってプロセスが起動してから,指定した時間より前に再度異常終了した場合は,前回の再起動回数を引き継ぎます。なお,再起動可否のフィールドに0が指定されている場合は,このフィールドに値が指定されていても無効になります。
注意事項
- 空白など,不要な文字を記述しないでください。編集を許可されているパラメーターの数値だけを編集してください。
- クラスタ運用時に論理ホストのconfフォルダに拡張起動プロセス定義ファイルがない場合は,論理ホストのプロセス管理のプロセスを起動する際に,物理ホストの拡張起動プロセス定義ファイルがコピーされます。
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