JP1/Integrated Management - Rule Operation システム構築・運用ガイド

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2.7.1 ユーザー認証

JP1/IM - RLでは,JP1/IM - ViewからJP1/IM - RLにアクセスして,ルールを定義したり管理したりします。JP1/IM - ViewからJP1/IM - RLにアクセスする際,不正なユーザーによるアクセスを防止するために,ログイン処理を実行してユーザー認証を行います。

JP1/IM - RLでは,JP1/IM - ViewからJP1/IM - RLにログインする際に,JP1/Baseのユーザー認証機能を使用しています。ユーザー認証をするJP1/Baseを認証サーバと呼びます。

ログインするJP1ユーザーは,ログイン先のJP1/IM - RLホストが参照する認証サーバで認証されます。

JP1/IM - ViewからJP1/IM - RLホストへログインする場合のユーザー認証の流れを次の図に示します。

図2-19 ユーザー認証の流れ

[図データ]

図中の番号に従って説明します(図中の丸付き番号は下記番号にそれぞれ対応しています)。

  1. JP1/IM - ViewからJP1/IM - RLホストにログインすると,そのホストのJP1/Baseを経由して認証サーバでJP1ユーザーの認証が行われます。
    参照する認証サーバの設定は,JP1/IM - RLホスト上のJP1/Baseで行います。
  2. 認証サーバでは,ログインしてきたJP1ユーザーが登録されているかどうかのチェックを行い,問題なければそのJP1ユーザーの操作権限情報をJP1/IMホストを経由してJP1/IM - Viewに返します(JP1ユーザーの操作権限については,「2.7.2 アクセス制御」を参照)。
    認証サーバには,ログインするJP1ユーザーをあらかじめ登録しておく必要があります。

ユーザー認証に同一の認証サーバを参照しているホストの集まりを認証圏と呼びます。ルールオペレーション・ビューアーから,統合コンソールや統合スコープの画面を呼び出す場合,次の図に示すように,接続するJP1/IM - Managerが同じ認証圏にある場合は,ログイン操作なしで接続できます(認証サーバをクラスタ運用していて,認証サーバが切り替わった場合は,ログイン処理が発生します)。接続するJP1/IM - Managerが異なる認証圏にある場合は,ログインの操作が必要です。

図2-20 認証圏

[図データ]

JP1/IM - RLのメイン画面から,他製品の画面を起動する場合は,JP1/IM - RLと起動する製品の認証圏が同じであることが必要です。また,セントラルコンソール・ビューアーから[ルールモニタ]画面をモニター起動する場合も,セントラルコンソール・ビューアーが接続するJP1/IM - ManagerとJP1/IM - RLの認証圏は同じであることが必要です。

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