JP1/Base 運用ガイド
機能
パスワード管理情報を一括して登録するためのバッチ用コマンドです。このコマンドを実行すると,共通定義情報に登録されていたパスワード管理情報がいったんすべて削除され,パスワード定義ファイルに記述したパスワード管理情報が共通定義情報に一括登録されます。
形式
jbsmkpass [-h 論理ホスト名 ] -f パスワード定義ファイル
実行権限
Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)
格納先ディレクトリ
インストール先フォルダ\bin\
引数
-h 論理ホスト名
クラスタシステムで運用している場合に,パスワード管理情報を登録する論理ホスト名を指定します。このオプションを省略した場合,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合,物理ホスト名が仮定されます。
-f パスワード定義ファイル
パスワード管理情報を読み込みたいパスワード定義ファイルを指定します。パスワード定義ファイルに記述された文法がチェックされ,書式に誤りがあった場合,エラーを返します。パスワード管理情報が正しい場合,共通定義情報にパスワード定義ファイルの内容を一括登録します。パスワード定義ファイルの記述形式については,「4.2.7(2) OSユーザーのパスワード管理情報を一括して設定する」を参照してください。
注意事項
- このコマンドを実行すると,共通定義情報に登録したパスワード管理情報がいったんすべて削除され,パスワード定義ファイルに記述したパスワード管理情報が共通定義情報に一括登録されます。登録済みパスワード管理情報を残したい場合は,パスワード定義ファイルに登録済みパスワード情報を記述してください。
- Windowsでは,このコマンドを実行するOSユーザーおよびユーザーマッピングされるOSユーザーそれぞれにWindows特有のユーザー権利を与える必要があります。詳細については,「4.2.5 ユーザーマッピングを設定する前に」を参照してください。
戻り値
1 正常終了 0 異常終了
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