JP1/Base 運用ガイド
機能
登録済みJP1ユーザーの一覧を表示するコマンドです。
形式
jbslistuser [-h 論理ホスト名] [-s 認証サーバ名] [-ld] [-ds](Windows限定※)
- 注※
- -dsオプションは,Windows(Windows Server 2003(IPF)およびWindows Vistaを除く)だけで使用できます。
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限(WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行)
UNIXの場合:スーパーユーザー権限
格納先ディレクトリ
Windowsの場合:インストール先フォルダ\bin\
UNIXの場合:/opt/jp1base/bin/
引数
-h 論理ホスト名
クラスタシステムで運用している場合に,このコマンドを実行させたい論理ホスト名を指定します。指定した論理ホストに設定されている認証サーバの登録済みJP1ユーザーが表示されます。
-s 認証サーバ名
登録済みJP1ユーザーを表示したい認証サーバを指定します。このオプションを指定した場合は,-hオプションの指定は無視されます。
-ld
JP1ユーザーごとに最終更新日付(yyyy/mm/dd△HH:MM:SS形式)を出力します。最終更新日付は,JP1ユーザーの登録した日付またはパスワードを変更した日付です。なお,08-10へバージョンアップする前に登録されたJP1ユーザー,または新規インストールで初期設定されるJP1ユーザー,または連携ユーザーの最終更新日付はハイフン(----/--/-- --:--:--)で表示されます。[JP1/Base環境設定]ダイアログボックス,またはパスワード変更コマンド(jbschgpasswd)でパスワードを変更したあと,最終更新日付が表示されます。
-dsオプションを指定した場合は,このオプションの指定は無視されます。
-ds
このオプションは,Windows(Windows Server 2003(IPF)およびWindows Vistaを除く)だけで使用できます。
連携ユーザーだけを表示します。
注意事項
- -hオプションと-sオプションを同時に指定した場合は,-sオプションの指定が優先されます。どちらのオプションも省略した場合で,環境変数JP1_HOSTNAMEが設定されているときは,論理ホスト名として環境変数JP1_HOSTNAMEで指定されているホスト名が仮定されます。また,どちらのオプションも省略した場合で,環境変数JP1_HOSTNAMEが設定されていないときは,物理ホストの認証サーバの登録済みJP1ユーザーが表示されます。
- -ldオプションと-dsオプションを同時に指定した場合は,-dsオプションだけが有効になります。
戻り値
0 正常終了 1 認証サーバにユーザーが登録されていない 2 引数誤り 4 メモリーなどシステム・リソースが不足した 8 認証サーバが未起動または応答しない 16 認証サーバ側の処理でエラーが発生した 128 内部処理で矛盾を生じた(C++の例外) 255 そのほかのエラー
使用例
標準ユーザーとしてjp1adminおよびjp1admin2,連携ユーザーとしてtestuser1を認証サーバに登録している場合の出力例を次に示します。
- オプションを何も指定しないとき
>jbslistuser jp1user account[0]:jp1admin jp1user account[1]:jp1admin2 jp1user account[2]:testuser1 正常終了しました
- -ldオプションを指定したとき
- -dsオプションを指定したとき
>jbslistuser -ds jp1user account[0]:testuser1 正常終了しました標準ユーザーとしてjp1adminおよびjp1admin2を認証サーバに登録し,連携ユーザーとして何も登録していない場合の出力例を次に示します。
- -dsオプションを指定したとき
>jbslistuser -ds JP1ユーザーアカウントがありません 異常終了しました
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