JP1/Base 運用ガイド
イベントサービス環境の設定では,次の二つの設定を行います。
- イベントサービスの動作環境の設定
- JP1イベントの転送設定
- <この節の構成>
- (1) イベントサービスの動作環境の設定
- (2) JP1イベントの転送設定
- (3) 各設定ファイルの共通の規則
(1) イベントサービスの動作環境の設定
イベントサービスの動作環境の設定は,次に示すファイルで行います。
- イベントサーバインデックスファイル(index)
- イベントサーバ設定ファイル(conf)
- API設定ファイル(api)
各設定ファイルの設定内容を次の表に示します。
各設定ファイルの詳細については,「6.4 イベントサービスの動作環境の設定」を参照してください。
(2) JP1イベントの転送設定
JP1イベントの転送設定は,次に示すファイルで行います。
- 転送設定ファイル(forward)
転送設定ファイル(forward)は,ほかのイベントサーバへJP1イベントを自動転送する条件を指定するファイルです。どのイベントサーバへどのようなJP1イベントを転送するかを指定します。デフォルトでは,重要なJP1イベントだけをJP1/IM - Managerで定義されたシステム構成に従って上位のサーバへ転送する設定になっています。システムの障害監視を目的とする場合は,デフォルトの設定を推奨します。
転送設定ファイルの詳細については,「6.5 JP1イベントの転送設定」を参照してください。
(3) 各設定ファイルの共通の規則
イベントサービス環境の設定で使用する設定ファイルには,次に示す共通の規則があります。
- 各環境設定ファイルは,1行1,024バイト以内のテキストファイルです。
- パラメーターの各単語は,半角スペース(0x20)またはタブ(0x09)で区切ります。
- 各行の先頭のパラメーター名の前には,空白などは入れられません。
- #(0x23)で始まる行は,コメントになります。転送設定ファイルを除いて,コメントと空行は,ファイル中の任意の場所に記述できます。
- 英字の大文字小文字は区別されます。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2008, Hitachi, Ltd.