JP1/Base 運用ガイド
JP1SVPRM.DATファイルにパラメーターを記述する時の注意事項を次に示します。
- 各セクション名は,JP1SVPRM.DATファイル内に一つだけ記述してください。同名のセクションがある場合,JP1SVPRM.DATファイル内で先に指定してあるセクションが有効になります。
- 各セクションのパラメーターに指定する名称およびコマンド名は,各セクション内で重複しないようにしてください。セクション内に同名の名称およびコマンド名がある場合,セクション内で先に指定してある名称およびコマンド名が有効になります。
- JP1SVPRM.DATファイル内のセクション名の記述は順序を問いません。ただし,[FrontOtherServiceXXX],[JP1XXX],および[OtherServiceXXX]セクション単位では,JP1SVPRM.DATファイルの先頭から記述している順序に従って処理が実行されます。
- 依存関係が結ばれているサービスをJP1SVPRM.DATファイルに記述する場合は,主となるサービスを先に,従属的なサービスを後に記述してください。従属的サービスを先に記述すると,従属的なサービスの起動時に,主サービスが自動的に起動してしまいます。このような場合,起動管理機能は,主サービスの終了処理をしません。
- StopCommand=に指定したコマンドは,起動管理機能を使って起動したサービス(StartCommand=を使って起動したサービス)にだけ有効です。起動管理機能の実行時にすでに起動していたサービスは,StopCommand=にコマンドの指定があっても,終了処理をしません。
- StartCommand=,StopCommand=,ReadyCommand=,およびStopReadyCommand=に指定するコマンドには,対話操作が必要なコマンドおよびGUI画面を表示するコマンドは指定できません。
対話操作が必要なコマンドおよびGUI画面を表示するコマンドを指定すると,正常に動作せずに機能が停止してしまいます。
- StartCommand=,StopCommand=,ReadyCommand=,およびStopReadyCommand=に指定するコマンドには,ネットワーク上のほかのマシンに対するアクセス権を与えることができません。ネットワーク上のほかのマシンに対する操作を行うコマンドを指定すると,実行時にエラーとなります。
- コマンド名をフルパスで指定した場合に,スペースが含まれるときは,指定したコマンド名を「" "」で囲んで指定してください。
- Windowsのスタートメニューから[シャットダウン]を選択して,シャットダウンを実行した場合,サービスの終了順序は制御されません。サービスの終了順序を制御したい場合,JP1/Power Monitorからのシャットダウンを実行する必要があります。
- JP1/Base Control Serviceサービスを手動で停止した場合,JP1SVPRM.DATファイルで設定をしていても,サービスの終了順序は制御されません。
- 起動管理機能(JP1/Base Control Service)では,次に示すプログラムを起動するように設定された起動順序定義ファイルを,標準で提供しています。
該当するプログラムをインストールしていない場合には,システム開始時にWindowsイベントログにエラーメッセージが出力されます。該当するプログラムを使用しない場合には,起動順序定義ファイルを編集する必要があります。
- JP1/Base
- JP1/IM - Manager
- JP1/AJS2
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