JP1/Base 運用ガイド

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5.3.3 パラメーター一覧

JP1SVPRM.DATファイルの各パラメーターの説明を次に示します。JP1SVPRM.DATファイルには8文字を超えるファイル名や,スペースを含むファイル名も指定できます。

[ControlValue]
JP1/Power Monitorからの強制終了時に,サービスを順序どおりに終了したい場合に記述するセクションです。このセクションでは,ForcedTerminateExec=だけを指定できます。
なお,JP1/Power Monitorからの計画終了時には,このセクションを省略した場合でも,JP1SVPRM.DATファイルに定義したとおりに,必ずサービスの終了処理が実行されます。

ForcedTerminateExec=
[ControlValue]セクションで指定します。JP1/Power Monitorからの強制終了時にサービスの終了処理を実行する場合,「YES」を指定します。「YES」以外を指定した場合,および省略した場合,JP1/Power Monitorからの強制終了時にサービスの終了処理は実行されません。

[FrontOtherServiceXXX]
JP1製品のサービスより前に起動する,JP1以外のサービスについて記述するセクションです。XXXには,60バイト以内の半角英数文字で,任意の名称を指定します。大小文字の区別はしません。

[Jp1XXX]
JP1製品のサービスについて記述するセクションです。XXXは,各製品によって異なった文字列を割り当てられています。なお,JP1シリーズのサービスについては,あらかじめモデルファイルで提供されています。モデルファイルに記述されていないサービスを追加する場合には,各ユーザーで任意の名称を指定してください。XXXには,60バイト以内の半角英数文字を指定してください。大小文字の区別はしません。

[OtherServiceXXX]
JP1製品のサービスよりあとに起動する,JP1以外のサービスについて記述するセクションです。XXXには,60バイト以内の半角英数文字で,任意の名称を指定します。大小文字の区別はしません。

Name=
[FrontOtherServiceXXX],[JP1XXX],および[OtherServiceXXX]セクションで指定します。識別用として,ユーザーが任意の名称を指定します。

ServiceName=
[FrontOtherServiceXXX],[JP1XXX],および[OtherServiceXXX]セクションで指定します。起動および終了するサービスの名称を指定します。このパラメーターを省略した場合,サービスの起動および終了は管理されません。
なお,設定ファイルに指定するサービス名は,コントロールパネルの[サービス]ダイアログボックスで表示されるサービス名と異なる場合があります。詳細については,各プログラムの発売元にご確認ください。

StartCommand=
[FrontOtherServiceXXX],[JP1XXX],および[OtherServiceXXX]セクションで指定します。サービスの起動に使用するコマンドがある場合に,コマンド名を指定します。コマンド名は一つだけ指定できます。

StopCommand=
[FrontOtherServiceXXX],[JP1XXX],および[OtherServiceXXX]セクションで指定します。サービスの終了に使用するコマンドがある場合に,コマンド名を指定します。省略した場合は,終了の処理をしません。コマンド名は一つだけ指定できます。

Parallel=
[FrontOtherServiceXXX],[JP1XXX],および[OtherServiceXXX]セクションで指定します。他サービスの開始処理中に,並行して開始処理を実行する場合に,「YES」を指定します。「YES」以外を指定した場合,および省略した場合は,直前のサービス開始処理が完了してから,このサービスの開始処理を実行します。
Parallel=パラメーターは,サービスの起動順序を制御するときに有効となります。サービスの終了順序を制御するときはParallel=パラメーターの設定内容にかかわらず,直前に定義したサービスの終了処理が完了してから,このサービスの終了処理を実行します。

Wait=
[FrontOtherServiceXXX],[JP1XXX],および[OtherServiceXXX]セクションで指定します。サービス開始処理が完了するまでの最大待ち時間(秒)を指定します。このパラメーターで指定した時間を過ぎても,サービスの開始処理が完了しない場合は,次のサービスの起動処理を始めます。デフォルトは,60秒です。指定できる値は,1〜86,400(24時間)です。

StopWait=
[FrontOtherServiceXXX],[JP1XXX],および[OtherServiceXXX]セクションで指定します。サービス終了処理が完了するまでの最大待ち時間(秒)を指定します。このパラメーターで指定した時間を過ぎても,サービスの終了処理が完了しない場合は,次のサービスの終了処理を始めます。デフォルトは,60秒です。指定できる値は,1〜86,400(24時間)です。

[Command]
すべてのサービスが起動または終了したあとに実行するコマンドまたはバッチファイルを記述するセクションです。このセクションでは,ReadyCommand=およびStopReadyCommand=だけを指定できます。

ReadyCommand=
[Command]セクションで指定します。すべてのサービス開始処理が完了したあとに実行するコマンド名を指定します。複数のコマンドを実行したい場合は,バッチファイルを作成し,ReadyCommandには,バッチファイルを指定してください。

StopReadyCommand=
[Command]セクションで指定します。すべてのサービス終了処理が完了したあとに実行するコマンド名を指定します。複数のコマンドを実行したい場合は,バッチファイルを作成し,StopReadyCommandには,バッチファイルを指定してください。

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