JP1/Base 運用ガイド
各サービスの終了順序を制御したい場合,JP1/Power Monitorを同じマシンにインストールしておく必要があります。JP1/Power Monitorのシャットダウン通知を受けてからのサービスの終了順序を次の図に示します。なお,終了順序を管理したいサービスには,終了コマンドを指定する必要があります。JP1/Power Monitorからのシャットダウン時に,終了コマンドが記述された各サービスが,起動したサービスの起動順序と逆の順序で終了します。なお,サービスの終了が,複数のコマンドを組み合わせて実行されている場合には,一つのバッチファイルに記述してから指定してください。
JP1/Power Monitorからの計画終了時には,JP1SVPRM.DATファイルに定義したとおりに,必ずサービスの終了処理が実行されます。この場合,起動管理機能(JP1/Base Control Service)で起動したサービスだけ終了処理の対象になります。終了処理開始時にすでに終了していたサービス,および起動管理機能(JP1/Base Control Service)を使って起動できなかったサービスは,終了処理の対象になりません。また,JP1/Power Monitorからの強制終了時にサービスの終了順序を管理したい場合は,[ControlValue]セクションに指定が必要になります。
起動管理機能に関してエラーが発生した場合,メッセージIDの付いたメッセージが出力されます。出力されるメッセージの説明については,マニュアル「JP1/Base メッセージ」を参照してください。この説明を参照した上で,問題を解決してください。
なお,システム管理者は,サービスの終了が正しく完了したかどうか,次に示す二つのメッセージで確認してください。
- メッセージID「KAVA4023-I」のメッセージ※
- メッセージID「KAVA4035-I」のメッセージ
注※ 起動順序定義ファイルで定義したすべてのサービスに関して出力されているか確認してください。
各サービスについて,起動コマンド,終了コマンド,起動時の待ち時間,および終了時の待ち時間を指定できます。なお,起動コマンドおよび終了コマンドに対してサービスのスタートアップパラメーターは指定できません。
次に起動順序定義ファイル(JP1SVPRM.DAT)に記述するパラメーターについて説明します。
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