JP1/Base 運用ガイド
JP1/IMやJP1/AJS2など,JP1/Baseを前提とする製品のサービスは,JP1/Baseのサービスの起動後に起動する必要があります。また,JP1イベントを発行する製品のサービスも,JP1/Baseのサービスのあとに起動する必要があります。JP1/Baseのサービスが起動する前にJP1イベントが発行された場合,JP1/Baseに登録できないためです。
JP1/Baseの起動管理機能は,JP1シリーズの製品のサービス,およびJP1以外の製品のサービスの起動順序および終了順序を詳細に管理できます。デフォルトで,JP1/Base,JP1/IM,JP1/AJS2の順番でサービスが起動するように設定されているため,通常は起動管理機能の設定を変更する必要はありません。
サービスの起動順序および終了順序は,起動順序定義ファイルで定義します。起動順序定義ファイルには,JP1シリーズの製品のサービス,JP1以外の製品のサービス,および,すべてのサービスの起動または終了したあとに実行するコマンドまたはバッチファイルを定義できます。JP1製品以外のサービスの起動または終了順序を定義する場合は,JP1のサービスの前かあとのどちらかを選択できます。
起動時には,まず起動管理サービス(JP1/Base Control Service)が起動します。その後,起動管理機能が,起動順序定義ファイルでの記述順に各サービスを起動させます。起動順序定義ファイルで指定した時間を過ぎてもサービスが起動しなかった場合は,次のサービスを起動させます。
起動管理機能を使ってサービスを指定した順序通りに終了させたい場合は,同一マシン上にJP1/Power Monitorがインストールされている必要があります。JP1/Power Monitorからのシャットダウン時には,起動時と逆の順序で各サービスが終了したあと,起動管理サービスが終了します。JP1/Power Monitorの詳細については,マニュアル「JP1/Power Monitor」を参照してください。
サービスの起動順序の制御の詳細については,「5.3.1 サービスの起動順序の制御」を参照してください。
サービスの終了順序の制御の詳細については,「5.3.2 サービスの終了順序の制御」を参照してください。
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